新緑のカーペットが美しい神河町・砥峰高原は、秋に見られる黄金のすすきだけでなく、初夏のこの時期にもおすすめであることをお伝えした。
LINK【播州のスイス】新緑の砥峰高原がすすきよりもおすすめなワケ!
実はこの砥峰高原の前には、「県道39号(一宮生野線)」と呼ばれるルートが存在し、なんと宍粟市の名勝・福知渓谷へと続くことで知られる。
多くのバイカーがツーリングを楽しまれるルートだが、私は徒歩で福知渓谷まで行き、その様子を動画でお伝えした。
史上初だと自負しているが、あまりにも注目されなかったので自分で記事にあげることにした。
あんなに美しい散歩の様子をお見せしたのに …
県道39号
無料駐車場:広大(トップシーズンは料金を徴収されるらしい)
備考:冬季は通行止め
砥峰高原 – 福地渓谷間の県道39号は、各所看板も設置されておりルートに迷うことはまずないだろう。
ツーリングで来られるバイカーは、どちらからアプローチされてももちろん問題なし。
私のように散歩を完遂したい方も、両側に駐車場があるので、お住まいから近い方を選べば良い。
福知渓谷側の様子はこちらにまとめてある。
川のせせらぎ散歩
県道39号散歩でまず特筆すべき点は、そのルートが川沿いにある所。
私が行った砥峰側からは、名もなき小川のちょろちょろせせらぎ音が BGM となり、本当に心休まる散歩が楽しめた。
小川はやがて福知川へと合流していくため、川幅は広がり、せせらぎの音も激しくなっていく。
場所によっては、まるでダムの放流かの如く轟音と化すため、”音” に着目してでさえ楽しめるコースなのだ。
このへんに関しては、ツーリングで来るとバイクの音で川のせせらぎ音がかき消されるため、絶対に散歩でしか味わえない感覚なのである。
緑のトンネル
聴覚で散歩を楽しむことが出来る県道39号線。
しかし、視覚ではその上をいく。
砥峰高原から県道への入り口を抜けると、すぐに周囲を大木に囲まれた木漏れ日ゾーンに入る。
左右両方を木に囲まれているため、ルート全体が暗く落ち着いた雰囲気となっているが、そこに差し込む太陽の光はまさにスポットライト。
踊れない私が、一人踊り出してしまいそうになるくらい、素晴らしい雰囲気が広がっている。
そして、その後に現れる新緑で作り出される緑のトンネル。小川から流れ出る水が、木々の緑を反射させ、言葉に詰まるほどの美しい散歩道が続く。
私は個人的に、宍粟に入るまでの神河町ゾーンの県道が歩いていて心地良かった。
小川のせせらぎ、鳥のさえずり、木々から差す木漏れ日の3つは、快適鬼散歩の三種の神器と言える。
始まる渓谷
砥峰高原側からしばらくルート沿いに歩くと、川を渡る橋が出現。
そこを左折すると宍粟市側へと続く道に入り、すぐに福知渓谷へと入っていく。
キャンプ近くの福知渓谷エリアとは異なり、この辺りは大きな岩が川を阻む光景があちらこちらに見られ、まさに自然の川の流れ(激流)を楽しむことが出来る。
調べても出てこないダムっぽい場所を見つけた時には、私の好奇心はもう少しで爆発する所だった。
さらに、動画にも登場したが、川の岩をつたいながら釣りを楽しむ玄人がいたりと、人々の自然の楽しみ方の違いに驚かされたり、本当に楽しく清々しい気分にさせられる。
砥峰高原 – 福知渓谷散歩は、地図上では片道5km 弱で徒歩で1時間位となっている。
しかし、実際は写真を撮ったり自然観察をすると、往復2時間半〜3時間は見ないといけないだろう。
道中、落石、落木などが多数確認されたので、十分気をつけながら、極上散歩を楽しんでもらいたい。
実際の散歩の様子や道幅については、動画を見ていただければ分かりやすいと思う。
よろしければ、チャンネル登録して頂けると、大変嬉しいです。