兵庫県神崎郡神河町にある砥峰高原は、秋になると黄金のすすきで一面が覆われる。
その美しい光景は、まさに “見事” の一言で、山々の紅葉と共に素晴らしい絶景が見られる。
LINK【ノルウェイの森ロケ地】兵庫県神崎郡神河町の砥峰高原完全ガイド
そしてそんな黄金のすすきは、見頃が終わると伝統的な方法で焼き払われ、寒い冬を越え、春先から高原は新緑の大地と化す。
今回はそのすすきとはまた違った、新緑の砥峰高原の様子をお届けしたい。
はっきり言って、あたいはこっち(新緑)の方が好きかもしれない。
砥峰高原
〒679-3104 兵庫県神崎郡神河町川上801
無料駐車場:広大(トップシーズンは料金を徴収されるらしい)
備考:冬季は通行止め
こちらは近年、映画「ノルウェイの森」、大河ドラマ「平清盛」、「軍師官兵衛」のロケ地にもなったことで知られる。
無論、播州の数ある景勝地の中でも、最も知名度爆上がりした1つだ。
砥峰高原までのアクセスの様子は、動画で是非ご確認いただきたい。
神河町の長閑な風景や、手前にある長谷ダム、最後の上り坂に現れる鹿など、アドベンチャー感満載だとインディージョーンズも言っただろう。
播州のスイス
「いや、もうここ … スイスやん … 」
この入口までまだ少し距離のある場所で、私はそう呟いてしまった。
新緑の砥峰高原はなんというか … 、アルプスの麓(ふもと)にありそうな牧場と表現出来そうだ。ペーターとか、ハイジとか言う名前の人が、羊とかヤギとかいう動物と戯れていそうな国。
この日は快晴レベル110だったため、余計に大地の緑が栄えた。小さな池に浮かぶ青空と新緑が、歩いていて不思議な感覚にさせてくれたのだ。
今まで生きてきて、こんなにも清々しい緑の草原を見たことがない。強いて言うなら、スイスの草原だけだった。本当に。
高台からの絶景
散歩をしていてあることに気付く。
それは遊歩道からの見晴らしが、すすきの時期よりも良い点だ。秋のすすきは人間の身長よりも高く伸びきって、遠方の景色を遮る。
その伸びがあの独特の “ふさふさ感” を演出しているのは間違いないが、見晴らしという点では新緑にはやはり勝てない。
さらに、頂上付近の遊歩道からは、砥峰高原の草原だけでなく、周囲の山々の連なる様子が見られるのだが、新緑の時期はやはり統一感を感じる。
この日はコンディションが良過ぎたため、ことさら大地の緑が青空によって際立っている。
この光景の中を歩いていると、冗談抜きで自然からエネルギーをいただいているような気に … 。
この混沌とした時代から、現実逃避出来た瞬間だった … 。
新緑と黄金
黄金色のすすきと新緑の草原を比べてみると、「同じ場所?」と疑うくらい、その風景は圧倒的に異なっている。
LINK【ノルウェイの森ロケ地】兵庫県神崎郡神河町の砥峰高原完全ガイド
皆さんはどちらが好みだろうか?
私は個人的に、この緑と青空のコントラストの方がぐっと来るのだが、やはり両方訪ねる価値はあると思う。
ただ、”散歩” という観点では、この青空の下の新緑の砥峰高原の方が若干上かな。
気持ち良過ぎた。
その散歩の様子ももちのろーん動画に収めたので、ご視聴いただいて参考にしていただければ幸いである。
実際の散歩は、動画以上に気分が高揚することをお約束しよう。
LINK【YouTube】播州鬼散歩が歩く、播州地域の美しい景勝地
新緑で検索していて拝見させていただきました。
砥峰高原たいへん気になりますがピーターが気になり記事が頭に入りません
アルプスの少女に登場する池畑慎之介(ピーター)じゃなくペーター。
ご指摘ありがとうございます!
うわ〜、お恥ずかしい間違いをおかしてしまいました。
後ほど訂正しておきたいと思います。
ありがとうございました ^^