香川県三豊市「父母ヶ浜」への遠征が大成功に終わったわけだが、翌日は金刀比羅宮(こんぴらさん)参拝を予定していた。

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私は高齢の両親と祖母がいるので、ずっと自粛に耐えて来ていたが、今回はそれに対しての恩賞として、ちょっとゆっくり出来そうな宿を予約していた。

それが、かつて国の登録有形文化財に指定された、建物(旧敷島館)の古材を再利用し、圧倒的老舗旅館の雰囲気を再現した「共立リゾート」さん四国初の宿「敷島館」さんだ。

噂には聞いていたが、まさに竜宮城みたいな場所で、帰宅後逆に困ってしまった。

今回はそのもてなし、お風呂、夕食、朝食、感染症対策など、客が気になる目線でレポートしてみたい。



 敷島館

〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町川西713-1
無料駐車場:あり(旅館裏)

 

今回の四国への旅は、父母ヶ浜がメインだったが、こんぴらさんへの参拝もそれと同じ位楽しみだった。

私は以前までよくこちらへ父と参拝にやって来て、二人で温泉に浸かってリフレッシュしていた。

特段何があるわけでもないが、ひたすら続く石段を登り、息を切らす感覚がたまらないのだ。

敷島館さんはその金刀比羅宮表参道という、非常に便利な立地に建てられた、恐らくこの辺りでは一番新しい温泉旅館だ。

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 凄げーアメニティ

じゃらんで見ていて、高価格帯にも関わらず予約せずにいられなかったのは、口コミでも多く寄せられていたそのモテなし。

共有スペースにはお茶やお菓子(取り放題)が常備され、多くの来訪客がそこでのんびりした時間を過ごすことが出来る。

取り放題と言えば、温泉前の休憩場にはアイスキャンディーが常備され、甘党の私は風呂に入るたびに食べる貧乏性っぷりを晒してしまった。



キッズも引きまくりだ。

そして、自分好みの浴衣や枕が選べたり、氷(部屋飲み用かな?)や氷入れまでも各階に用意されている。

ちなみに関係ないが、廊下の畳の感触も歩いていて普通より良かった気がするが、これは持ち上げ過ぎだろうか?

ついで言うと、ベッドも程よい柔らかさで、一泊5〜6万する高級旅館と比べても遜色ない寝心地だった、本当に。



 無料貸切風呂

敷島館さんに泊まって一番堪能出来たうちの1つが温泉だろう。

当然ながら新しいので、広々とした大浴場はソーシャルディスタンスも取れ、尚且つ色々な仕掛けがあり寛ぐことが出来た。

しかし、こちらはなんと計4つの無料貸切風呂が用意され、さらに安心して温泉を満喫することが出来た。

貸切風呂は入口前に「空き」かどうかが表示されているため、空いている所に予約なしで入るシステムだ。

こちらは私が全部試した結果、一番良かった貸切風呂「陶」。

字の通り、陶器で出来た湯船に浸かり、チョロチョロチョロと温泉が湯船に流れる音が、凄まじくリラックスさせてくれた。

そしてもう1つ、温泉へ行く用の手提げ籠の作りが絶妙に便利過ぎた。どこまでお客目線なんだ。



 晩飯

私は大食漢というわけではないが、結構食べれる方なので、「特選会席&料理長厳選の選べる一品料理付き」という名の量特盛プランを選んだ。

内容などはこの後のお品書きや写真をご確認頂きたいが、2日分位食べた気になるほど、量が多く満足出来た。

酒を飲める方や飲む予定の方からすると、若干多く感じるだろうから、大食漢を1名連れていくか腹ぺこで臨むべしだ。

どっかの誰かみたいに無料のスイーツやキャンディーを頬張ってはいけない。

料理長の粋な計らいで増量された肉


こちらは5つから1つ選ぶのではなく、最大5つ選べる

夜食の無料ラーメンのクオリティが高過ぎた


 晩飯

そして楽しみな朝飯。

前にも言ったように、私は晩飯よりもむしろ朝飯の方が気になる、アマノジャク系変態宿泊客なのだが、敷島館さんの朝食はやはり満足いくものだった。

献立は主にバイキング形式で取っていくものと、席まで運んできてくれる固定されたメニューに別れていた。

バイキング形式で取っていくものは、手袋をつけ、マスク着用、一品一品ラップがされており、安心してお替りし放題だった。

もう写真を見てもらえれば分かると思うが、どうやってご飯お替りなしできますのん?本当に4杯食べて、流石にうどんは控えてしまう始末。

自ら焼くスタイルの魚やじゃこ天



米も味噌汁ももちろん美味い

とにもかくにも満足させて頂いた敷島館さん。

帰りのチェックアウトも混まないように、電話をもらって下に降りるスタイルで、安心して滞在することが出来た。

めちゃくちゃおすすめの宿だ。いつの日か、私も両親を連れて来れる日を楽しみにしている。