3週間早く始まったかと思えば、空梅雨。
このまま夏に向かうのかと思えば、豪雨の毎日。
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そんな湿度の高い季節に、美しく映えるものの1つに “苔” をあげる人も多いのではないだろうか。
本日は加西市にある「苔の参道」で有名な「河上山久学寺(きゅうがくじ)」を取り上げたい。
播州赤穂浪士(忠臣蔵)で有名な、大石内蔵助ゆかりの地でもあり、その苔の参道が作り出す雰囲気は、言葉に出来ないほど厳かだ。
河上山久学寺
無料駐車場:あり(約10台)
あ手洗い:あり(駐車場内)
河上山久学寺はまさに播州の穴場と呼べる。
上芥田町は加西市北条町からさらに北東へ行った小さな山村で、地図上では道幅が狭く表示され、
と、何度も確認してしまうほど不安な場所だ。
結論から言うと、乗用車で行くのに苦労することはない。
車幅 1,895 mm の SUV で向かったが、難なく現地へ到着することが出来た。
私が向かった日は、播州一体に警報が出るほどの豪雨だったが、直前にある池が氾濫しないかどうかだけが心配であった(氾濫は免れる)。
それでは凄まじい豪雨の中の様子をどうぞ。
大石内蔵助
まず、このお寺が有名な理由の1つに、かの有名な大石内蔵助(播州赤穂浪士)のエピソードがある。
主君の江戸城で起こした刃傷事件の知らせを、この久学寺で当時の住職と碁を打っていた時に聞いたからだ。
その後、慌てて赤穂へと戻ったと言うから、実際に訪れると色々と考えさせられる逸話で、参道や本堂で時間を過ごしながら、会ったこともない人の気持ちを想像してしまった。
小学校の頃の課外学習を彷彿とさせる。
苔の参道
道の途中には山門が立ちはだかり、周囲を大木に囲まれ神聖な雰囲気を醸し出している。
そう、こちらが有名な久学寺・苔の参道だ。
一方で、雨露が作りあげる暗くて畏敬の念を覚える雰囲気は、何物にも変え難いほど、この苔の参道を神秘的なものへと変えていた。
この辺り一体は当日の雨で、山霧が出ていたが、参道の奥に見える霧が大木をかすめ、映画のワンシーンの中にいるような気分にもさせてくれる。
そららの様子を是非動画で見ていただきたい。
LINK【動画】豪雨の中の苔の参道
本堂
今回雨で足元が悪かったにも関わらず、ご住職が本堂へ入りお参りさせて下さった。
非常に親切に接して下さり、感謝で胸がいっぱいだ。
本堂の様子や、参道散歩の様子は動画にまとめているので、是非ご覧いただきたい。
播州きっての穴場散歩は、やはり心が躍る。
LINK【YouTube】播州鬼散歩が歩く、播州地域の美しい景勝地
素敵な苔の参道ですね。行ってみたいと思いますが、
①年中苔は生えているのでしょうか?②季節的にはいつがいいのでしょうか?
③小型犬を飼っているのですが、同伴できますか?
返信が遅くなり大変申し訳ありません。
私の知る限りでは、
① 梅雨から夏にかけて、苔が参道を覆うピークを迎えるようです。11月頃にも伺ったことがありますが、前述の季節ほどではありませんが、まだ苔は見られました!
② ワンちゃんの同伴に関してですが、申し訳ございません、こちらでは可否の確認がとれません。