2021年の梅雨は実に奇妙だった。

3週間早く始まったかと思えば、空梅雨。

このまま夏に向かうのかと思えば、豪雨の毎日。

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そんな湿度の高い季節に、美しく映えるものの1つに “苔” をあげる人も多いのではないだろうか。

本日は加西市にある「苔の参道」で有名な「河上山久学寺(きゅうがくじ)」を取り上げたい。

播州赤穂浪士(忠臣蔵)で有名な、大石内蔵助ゆかりの地でもあり、その苔の参道が作り出す雰囲気は、言葉に出来ないほど厳かだ。

LINK【映像】久学寺・苔の参道を豪雨の中歩いてみた



 河上山久学寺

〒675-2465 兵庫県加西市上芥田(かみけた)町982
無料駐車場:あり(約10台)
あ手洗い:あり(駐車場内)

 

河上山久学寺はまさに播州の穴場と呼べる。

上芥田町は加西市北条町からさらに北東へ行った小さな山村で、地図上では道幅が狭く表示され、

「これ車が通行するのに大丈夫か?」

と、何度も確認してしまうほど不安な場所だ。



結論から言うと、乗用車で行くのに苦労することはない。

車幅 1,895 mm の SUV で向かったが、難なく現地へ到着することが出来た。

途中道幅が狭くなる住宅街を通る必要があったが、軽トラや乗用車とのすれ違いも、道を譲りながら問題なし。

私が向かった日は、播州一体に警報が出るほどの豪雨だったが、直前にある池が氾濫しないかどうかだけが心配であった(氾濫は免れる)。

それでは凄まじい豪雨の中の様子をどうぞ。

LINK【映像】久学寺・苔の参道を豪雨の中歩いてみた



 大石内蔵助

まず、このお寺が有名な理由の1つに、かの有名な大石内蔵助(播州赤穂浪士)のエピソードがある。

主君の江戸城で起こした刃傷事件の知らせを、この久学寺で当時の住職と碁を打っていた時に聞いたからだ。

その後、慌てて赤穂へと戻ったと言うから、実際に訪れると色々と考えさせられる逸話で、参道や本堂で時間を過ごしながら、会ったこともない人の気持ちを想像してしまった。

小学校の頃の課外学習を彷彿とさせる。



 苔の参道

そして駐車場の左側には、苔で色付いた道が続く。

道の途中には山門が立ちはだかり、周囲を大木に囲まれ神聖な雰囲気を醸し出している。

そう、こちらが有名な久学寺・苔の参道だ。

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私は今回雨の日の様子を撮影したくこちらに来たが、苔の緑が映える写真撮影には、晴れの日を選んだ方が良いことに気付いた。

一方で、雨露が作りあげる暗くて畏敬の念を覚える雰囲気は、何物にも変え難いほど、この苔の参道を神秘的なものへと変えていた。

この辺り一体は当日の雨で、山霧が出ていたが、参道の奥に見える霧が大木をかすめ、映画のワンシーンの中にいるような気分にもさせてくれる。

そららの様子を是非動画で見ていただきたい。

LINK【動画】豪雨の中の苔の参道



 本堂

https://www.youtube.com/watch?v=0yDe7hLC2iA&t=635s

今回雨で足元が悪かったにも関わらず、ご住職が本堂へ入りお参りさせて下さった。

非常に親切に接して下さり、感謝で胸がいっぱいだ。

本堂の様子や、参道散歩の様子は動画にまとめているので、是非ご覧いただきたい。

播州きっての穴場散歩は、やはり心が躍る。

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