2021年8月最後の週末、私は夏の思い出に浸りたく、播州の長閑な宿場町へと赴いた。
佐用町平福だ。
どこか懐かしさを感じるその風景は、いつしか消えてしまった、日本の古き良き時代を思い出さずにはいられない素晴らしい場所だ。
こちらはあの宮本武蔵が最初に決闘した場として有名だが、この度姫路の人気和菓子店「重次郎」が平福の新たな施設にオープンしたと耳にし(新聞の特集を見て)、凸してきた。
今回は応援も込めての少し辛口レビューである。
(宿場町平福の、「感動的昭和の田舎風景」動画も最後にあるので見てね)
重次郎・平福茶房
〒679-5331 兵庫県佐用郡佐用町平福475-1
営業時間: 9am~3pm(水曜定休)
無料駐車場:お店裏にあり
重次郎佐用町平福店(平福茶房)は、旧木村酒造場さん跡地に造られた、(NIPPONIA さん運営)新たな商業施設の中に入る。
宿場町の通りを南から上がると、風情ある町家の中に、突如美しい緑の芝生と大きな建物が現れる。
この施設内の隣には、同系列の KUMOTSUKI さんというレストランが入り、とにかく建物の内装が素晴らしく魅力的だ(もちろん外装も)。
駐車場はこの施設の裏側(北側)にあり、全部で十数台は停められる。
当然、こちらも駐車料金はかからず、大きなお手洗いもある。
超人気過ぎて …
そしてこちらが重次郎平福茶房。
田舎にとてつもなく洒落たスイーツ店があり、そのギャップでとにかくこの施設が目立つ。
重次郎 Instagram より
こちらで楽しめるのは、創作系かき氷や、煎餅などを使ったジェラート、定番の和菓子などだが、とにかく休日は大人気で、新聞に取り上げられたこともあり大忙しのようだった。
実際、私が訪れた昼下がりには、多くのメニューが売り切れだった。
ちなみに私はカフェりたくてお店に入店したのだが、イートインはカウンター席4つ、奥のテーブル席1つのみのため、多くの方がテイクアウトして車の中で食すか、裏庭のベンチで食べていた。
施設の隣には河原を見渡せる広場が
ただ、あえて辛口で言うと、外のベンチに日除けがなく、日中はかなり食べるのが辛い(アイスだし)。
アイスやかき氷を食す環境が、もう少し整えられていればと感じた。
また、注文からジェラートを受け取るまで50分かかり(訪れたのは日曜日)、流石にここまで待つと「道の駅のソフトクリームで良かったな」と思わずにはいられなかった。
こちらはほうじ茶アイス ¥650
しかし、今後はオペレーションの改善が見込まれることと、店員さんの接客が丁寧だったことを踏まえ、これから平福へ人々を集客する人気店になることは間違いなく、大いに期待が持てるだろう。
とは言え、この人気っぷりはしばらく続きそうなことから、これから来訪する方は結構待つことを想定しておいた方が予定を立てやすいかもしれない。
お店内部の雰囲気や、周囲の環境がめっちゃいいので、私もまた近々再訪したい。
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