LEXUS RX に備わる機能のうち、最も使う頻度が多い1つに、「レーダークルーズコントロール全車速追従機能付)」というものがある。

自動で前方を走る車との車間距離を保ちながら、追従走行するシステムで、主に高速道路上で使用する。

LINK【動画】LEXUS RX で兵庫の景勝地を旅する動画はこちら

このレーダークルーズコントロール、納車時にさらっと説明されたので、”ちゃんと” 使い方を理解するまで少々時間がかかった。

押すボタン、押す方向などによって、細かく設定が変わるためで、”ちゃんと” 理解しておいた方が、運転ストレスの少ないドライブを楽しめるはずである。

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そんなわけで今回は、LEXUS RX オーナーがレーダークルーズコントロールの使い方を説明する。



 レーダークルーズコントロール

Source: LEXUS ホームページより

冒頭でも少し触れたが、レーダークルーズコントロールとは、

ミリ波レーダーによる広角の検知角度と、ステレオカメラによる広い前方認識範囲により、特に前方車両に対する割り込み検知にすぐれた認識性能を確保。発進・追従・離脱加速の際は乗員の安心感を確保しながらスムーズに加速し、追従減速の際は減速度の急変を抑えた滑らかな減速感を実現します(LEXUS)。

というものだ。

この機能を発動させると、前方を走る車との距離感を、3段階設定することが可能になる。

その3段階の距離感については、こちらをご参考頂きたい。

LINK【LEXUS】レーダークルーズコントロールの三段階距離感

それでは順に使い方を解説していく。



 ①発動

レーダークルーズコントロールを発動するためのレバーは、LEXUS RX の場合「ステアリング(ハンドル)右下」にある。

この明らかに浮いているレバーが、それだと覚えておこう(以後、レーダークルーズコントロールレバーと呼ぶ)。

そして、レーダークルーズコントロールを発動させるのに、レバーの先端に付いている、「ON/OFF」と書かれたボタンを押す。

すると、

ステア前のモニターに、

自動車専用道路でご使用ください 停止車や割込車にご注意ください

と表示される。

この時点ではまだレーダークルーズコントロールは始まっておらず、車速の設定が必要になる。

次がその車速の設定だ。

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 ②車速の設定

レバー先端「ON/OFF」ボタンを押した後、自分が希望する車速までアクセルを踏み、スピードを上げる。

そして、その車速に到達した時点で、「レーダークルーズコントロールレバー」を下向き( – SET 🔽 )に押す。

すると、その設定した車速を Max(最大)として、前方の車への追従が始まる。



レーダークルーズコントロール開始だ。

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これは例えば、設定速度を90kmとした場合、前方の車が100kmで走っていても、90kmで追従していく。

設定速度90kmが Max だからだ。ゆえに前の車との差は開いていくだろう。

逆に、設定速度を105kmにして、前方の車が自分より遅いスピードの100kmで走っている場合、車間距離をキープしながら100km以下で追従していく。

ちなみにレーダークルーズコントロールが開始すると、全面モニターに「設定車速と車間設定」が表示される。

LINK【LEXUS】レーダークルーズコントロールの三段階距離感



 ③車速の変更

最初に設定した速度はもちろん変えられる。

色々試して分かったことは、設定速度を変更する方法は全部で3つあるということだ。

⒈ レーダークルーズコントロールレバーを上下に長押し。

→ 長押しすると5kmごとに速度が変更される。当然、上へ長押し(=速度が上がる)、下へ長押し(=速度が下がる)だ。

⒉ レーダークルーズコントロールレバーを上下に1回1回押すのを繰り返す。

→ こちらは長押しとは異なるため、1回押すごとに設定速度が1km増減する。このやり方は、あまり効率的ではないだろう。80km、90km、100km、ときっちり設定したい場合でも、長押しする方法で対応可能だからだ。



RADAR READY(発動して車速設定を待つ状態)

⒊ ブレーキを踏んで設定を一時解除、車速を再設定する。

→ まず、レーダークルーズコントロール作動中にブレーキを踏むと、設定が “一時的に” 解除される。それが上の写真の「RADAR READY(車速設定待ち)」の状態。

車速を変更する場合、一時解除が直接的に作業に関係ないが、一時解除中にアクセルを踏んで速度を上げ(または下げ)、再びレーダークルーズコントロールレバーを下向きに1度押す。

当然、②と同じ動きであるため、新たに到達した車速が設定される。

「では一時解除中、レバーを “上向き” に押すとどうなるのか?」

その場合、ブレーキを踏む直前(踏んだ時点)に設定されていた “元の車速” での再開が可能となる。

それがこのレバーの「+ RES」の意味するところだと思う(多分)。RES = RESTORE(元に戻す)ということだ。

「何らかの理由でやむを得ずブレーキを踏んだが、元の状態(設定速度)に戻したい」場合、この上向きにレバーを押し機能を再開させる方法は、大変便利で個人的にはよく使う。

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 ④レーダークルーズコントロールを解除

解除する場合は、一番最初の発動時に押した、レーダークルーズコントロールレバー先端のボタンをプッシュ。

すると、前方モニターの車間表示が消え、機能は停止する。

先程触れた通り、ブレーキを踏んだだけでは解除とならず、一時解除の状態になるのでご注意を。

いかがだっただろうか?

レーダークルーズコントロール機能の発動・解除は意外と簡単だ。

しかし、「③ 3. 設定速度を変更」で説明した、一時解除とその再開方法が2種類ある点については、メーカーのホームページなどで詳しく説明がされていない(取扱説明書読めや!と言われそうだが …)。

これから購入する方、納車したばかりで不慣れな方のお役に立てれば幸いだ。

ちなみに私は RX で兵庫県播州地域(穴場が多いが超マイナー)の景勝地を訪れ、その素晴らしさを皆さんに伝える活動を行っているので、動画の方も見ていただきチャンネル登録していただけると嬉しいです。

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