今年の夏、散歩とともに率先して行ったことがある。

それは、各地のジェラートやかき氷を食べ歩いたことだ。

意味なく自宅から、車で1時間かけて食べに行った時、「私は一体何をやっているのだろう?」と空気になりかけたこともあった。

そして、この度、播州鬼散歩が選ぶ「播州ベストかき氷」を発表したいと思う(誰が気にしてんねん)。

だぁっるるっるるるるるるる …

姫路市亀山にある「スイーツカフェM(果物店マルサン運営)」さんだ。



 スイーツカフェM

〒670-0973 兵庫県姫路市亀山2丁目167-24​​
TEL:079-235-1036​​
営業時間:10AM–7PM
無料駐車場:あり(お店の敷地内

 

スイーツカフェM さんは、山陽電鉄亀山駅から徒歩数分の、住宅地(路地)の中にある。

駐車場はお店の敷地内に数台分あるが、現地までの路地が若干狭めなので、運転にはご注意を。

以前お伝えした、私が一時期中毒になった「ひめそば」さんからも近いので、あちらでランチをしてから来ると、播州鬼散歩的には上級者と言える(全く意味不明)。

LINK【もう他の蕎麦屋は無理】姫路ひめそば総本店が蕎麦好きをダメにする

店内は非常に綺麗で、席と席の間には大型のアクリルパーテーションがされていたり、各席に「*ドーバーのパストリーゼ77」が置かれており、感染症対策には相当気を使われているようだった。

*ドーバーのパストリーゼ77・・・酒造会社の作るアルコール製剤で、除菌だけでなく、食品の防カビ、鮮度維持など、食品業界で広く使われている。

【感染症&食中毒対策】パストリーゼ77 スプレーヘッド付 500ml



 衝撃のかき氷

かき氷の進化には年々驚かされる。

伝統的なシャキシャキ食感から、雪のようなフカフカなものまで、お店によって特色が非常に感じられる。

しかし、スイーツカフェM さんは、そんな数多あるかき氷とは一線を画す。

なぜなら、運営元の果物店マルサンさん自慢の、新鮮フルーツを豪快に使用しているからである。

種類は、いちご、マンゴー、いちじく、シャインマスカット、桃、そしてそれらを全て乗せた、フルーツ5という戦隊モノみたいに聞こえるデラックス版があった。



またいつか再訪するつもりだったので、私はシャインマスカットを注文。

¥1,850と値が張るように思えるが、先日スーパーで買った甘さの弱いシャインマスカットが、税込¥1,000以上だったことを思えば、値打ちは十分にある。

特大級のふわっふわかき氷に、一面シャインマスカットが貼り付けられていて、とにかくすごい … 。

かき氷自体にもふんわりとマスカットの味が付けられていて、とにかく果物の甘みが引き立てられている。


 桃のかき氷に恋する

これだけシャインマスカット推しの文章を書いておいて気が引けるが、私が本当にハマったのはツレが注文した桃のかき氷だった。

まず、何にハマったかというと、かき氷の味。

シャインマスカットのほのかに香るかき氷とは対照的に、かき氷自体にしっかりと桃の風味が付けられており、その味が本当に美味しい(まじ)。

上からかけられた練乳と、桃風味のかき氷が交わり、そのフュージョン具合は悟空とベジータ以来の傑作と言えよう。

そして言わずもがな「どんっ」と添えられた桃は甘く酸味が少し効いた絶品。


食べ進めて行くとさらに驚くのが、桃で覆われたかき氷の中から出てくる丸一個分の新たな桃。

「うそだろおい … 」

余りにも多いその果実の量に、度肝を抜かれること必死だ。

突如出てきた丸一個分の桃を二つに割ると、種があったであろう場所に仕掛けが  … 。

な、なにこれ …

それはなんとまた違った味がする、桃フレーバーの甘くて美味しいよく分からないものだった。

無論、この謎の物体は果肉との相性◎。

かき氷を注文したはずなのに、また新たなスイーツを食べているようで、わけが分からなくなる。

わけが分からなくなった私は、気が付けばシャインカットと桃を使い、皿の上で遊んでしまっていた。

なんと行儀の悪いやつだ。

とにかく、今回食した桃氷は、サプライズの連続で、大満足だった。

スイーツカフェ M さんのフルーツかき氷はまさに絶品。

贅沢な価格帯ではあるが、一度は食しておくべきかき氷だろう。私は来月ケーキを買いに行く予定だ。