兵庫県播州地域には穴場がいくつもあるが、映画のロケ地になった場所はそう多くはない。

その数少ない映画のロケ地になった場所で、近年穴場スポットとして人気を博しているのが、兵庫県神崎郡神河町にある砥峰高原だ。

凄まじい数のススキがあたり一面に生い茂り、不思議な空間を散歩出来るとあって、インスタでも若者が写真を投稿しまくっている。

実際この場所に来るのは、大人や子供、お年寄りにとどまらず、犬、猫、花嫁花婿(前撮り)など、ありとあらゆる生き物がやって来ていた。

映画「ノルウェイの森」のロケ地になった砥峰高原は、2020年全国的に有名になると確信した散歩旅だった。



 砥峰高原

〒679-3104 兵庫県神崎郡神河町川上801
無料駐車場:広大(トップシーズンは料金を徴収されるらしい)
備考:冬季は通行止め

 

砥峰高原は播州地域の奥深く、いや最北にある山々に囲まれた高原地帯だ。まず、ここに着くまで断崖絶壁のような場所を車で登っていくのだが、その景色がもの凄い。

とりわけ紅葉の時期には、絶壁の岩々と色鮮やかな葉っぱのコントラストが感動ものだ。残念ながら写真を撮り忘れたので、またいつか再訪した際にここでアップするとしよう。

砥峰高原前には無料の駐車場が完備されており、百台近くは停められると思う。さらに入り口には休憩施設があるので、お手洗いも自由に借りられる。

ありがたい話だ。

私は感謝の気持ちを込めて、一応カフェでお茶しておいた。

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 見頃はいつ?

多くのメディアでは、砥峰高原のススキの見頃は10月後半と報じられている。

しかし、播州鬼散歩が訪問した12月上旬にはまだこんなにもススキが生い茂り、向こうの山々も紅葉真っ只中という感じだった。

恐らく今シーズンは暖冬だったことと、播州地域最北端に位置する神崎郡の地理的理由から、ススキの枯れる時期が遅れたのだろう。

気候変動の激しい昨今、悩ましい問題が尽きることがないが、一方でこのように長期に渡り景色が楽しめることができ、なんだか複雑な気分である。

そんなちょいと遅めのシーズンの砥峰高原散歩の様子を本日はお届けしたい。



 曇り空の砥峰高原

この日はお世辞にも良い天気と言えない、曇り空だった。しかし、暑くもなく寒くもない散歩には適した温度だった。

砥峰高原は途中の坂まで歩道が整備されており、車椅子の方が少し先に進んで景色を楽しむ姿も見られた。

坂を登り辺りを見渡すと、高原自体がススキに覆われている姿に圧倒される。確かにこれが晴天で太陽の光が注ごうものなら、金色の大地と化すのは容易に想像がつく。

急に金麦を飲みたくなってきた。

しかし、緩やかに見えた坂も、歩き続けるとなかなか良い運動になったようで、私は周りに目もくれず Tシャツになった。

もう人にどう思われようと気にしないさ。



 展望台へ

高原を登りはじめ、はや1時間近く経っただろうか。分岐点を左へ行くと、砥峰高原で一番高い展望台へと着いた。

これがその展望台から高原を見渡した景色だ。

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山々の森林の葉の紅葉の様子に差があり、見ていて不思議な気分になった。しかし、その前に広がるススキの高原をあらためて眺めると、

「どうしてこの一帯に限り、ススキが生い茂っているんだろう?」

と謎が深まる。やはり自然は不思議なことばかりだ。



 下山

写真ではなかなか伝わらないが、ススキの間のトンネルのような道を散歩するのはなかなか気持ちが良い。

ここは歩道が整備されているため、足元も良くお年寄りや子供達もスイスイ足が進んでいる。

途中、様々な場所でこのように木の通路なんかが設けられ、皆思いのままジグザグしながら散歩を楽しんでいる。

このお姉さんも良い写真を撮れただろう。



 金色の大地

そうこうしていると夕方に近づいてきた。そろそろ出発地点へ戻ろうとした矢先、なんと雲の隙間から太陽が出てきたではないか。

すると先ほどまでとはうって変わって、黄土色の大地が明るくなり始めた。

太陽の光を吸収したススキが、今度は黄金色に辺りを輝かせている … と言うと大袈裟かもしれないが、それぐらい幻想的な雰囲気を醸し出し始めた。

これは再訪決定だ。

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最後はノルウェイの森の看板だけ写真を撮り、この地をあとにした。時間にして約2時間だっただろうか。

適度なアップダウンがあり、散歩マニアの私も “良い運動” が実感できる距離感だった。

入場料のいらない砥峰高原は、播州の誇る黄金の散歩道に認定する!(勝手に)。