兵庫県播州地域には桜の名所が多い。

今年も穴場スポット含め、数多くの桜の木に癒しを求めて出かけた。

ちなみに、私の一推し穴場スポットは、姫路市夢前川沿いにある「ひめじ桜ゆめさき回廊」だが、その様子は記事と動画にしてあるので両方是非見て頂きたい。

LINK【桜の穴場名所】姫路にある桜のトンネルが映えまくる!

桜のアーチが続く素晴らしい場所だ。

しかし、このひめじ桜ゆめさき回廊というのは正式名称ではなく、実は私が名付けた … というかパクった。

そのパクリ先こそが、播州地域にとどまらず兵庫県一美しいと言われる、小野市「おの桜づつみ回廊」、本家本元真打というわけだ。


 おの桜づつみ回廊

おの桜づつみ回廊は、小野市の加古川沿いに4km 続く桜並木の遊歩道のことを指す。

最寄駅は加古川線の粟生駅、車では川沿いと23号線加古川から東へ数百メートル行った先に、臨時の無料駐車場が用意されている。

こんな美しい桜の名所がただで見られるなんて、なんて気前が良いのだ小野市は … 。

感謝を込めて、是非小野市でお弁当や飲み物を調達しておくれ。

 

〒675-1368 兵庫県小野市住永町

 桜のトンネル

私も無料の駐車場に車を停め、回廊の南側から北へ遊歩道を上がることにした。着いた時刻は夕方5時頃。夕日が桜並木や歩道に差し始め、幻想的な空間がつくられている。

おの桜つづみ回廊では、様々な種類の桜の木が植えられており、木によって花びらが白かったりややピンクがかっていたりと、場所によってはグラデーションのように見える場所もある。

夕方の時間帯はそこまで混雑しておらず、足を止めては写真を撮る人の姿が多く見られた。また一定距離に置かれたベンチで、読書や会話を楽しむアベックの姿も … 。

一人でやってきた中年おっさん(ワイ)も頬が緩む。



 果てしなく続く桜

夕方の時間帯だったこともあってだろうか、桜のアーチ状のトンネルが終わると、そのまま引き返す人の姿がちらほら見られた。

散歩好きにはこの上ない場所だが、逆に歩くのが苦手な人にとっては少々長すぎるのかもしれない。

しかし、本当に美しいのはむしろトンネルを抜けたその先だ。

この回廊の遊歩道自体が加古川に沿って作られてあるため、途中からは曲線状に道が続く。当然それにともない、植えられている桜の木も曲線を描くわけで、見栄え的にはむしろこちらの方が圧巻と言える。

途中で引き返すのはもったいな過ぎる。

 絶景ポイント

そんな曲線状の回廊を進んでいくと、土手を降りた右手でなにやら写真を撮る人達の姿が。

確かに突如現れた抜け道は美しいが、何がそんなに特別なのだろうか … 

そう思った矢先、この田んぼの水面に浮かぶ彼らの姿を見て思い出した。

そうだ、確か前回のフォトコン(写真コンテスト)で優勝した作品は水辺に桜並木が映し出される姿だった。

そうして急いで降りてみると、やはりこの場所だった。残念ながら私が滞在した時間帯は、日が沈みかけだったことと桜の頭上に分厚い雲がかかっていたので、クリアな桜の反射は残せなかった。

しかし、水面に浮かび上がるその桜は言うまでもなく美しいの一言。

その反対側も意外と綺麗でうっとりとしてしまう光景だった。

美しい桜に適度な運動、おまけに全てが無料と、播州が誇る桜の名所「おの桜づつみ回廊」は噂に違わぬ最高の散歩スポットだった。

是非皆さんも桜の咲く季節には訪れてもらいたい。