2020年、令和に入って初めての春は、新型コロナウイルスの問題で、イベント自粛や花見の宴会禁止など、何かと暗い話題が続く。

しかし、桜を楽しむ術は宴会以外にもたくさんある。

こんな時だからこそ、桜の見える場所を散歩してみたり、あえて遠くの山に登って桜を上から見下ろしたり、いつもと違う方法で “お花見” をしてみてはどうかと思う。

播州地域の花見スポットと言えば、世界遺産姫路城が有名だ。白鷺城の名にふさわしい真っ白な城壁を、ソメイヨシノやシダレザクラの淡いピンクが包みこむその姿は圧巻と言えよう。

もちろん姫路城の桜を楽しみながらの散歩は素晴らしい。しかし、実は姫路市にはあまり知られていない桜の名所がある。

桜並木のアーチが100m以上続く(多分)恐らく播州で一番ロマンチックなスポットだ。

夢前川・歌野橋南東の遊歩道にそれはある。


 夢前川・歌野橋遊歩道(南東)

夢前川・歌野橋の南東遊歩道へは山陽電鉄「夢前川駅」から徒歩で行くことが出来る。近くにショッピングモールも多いので、車でお越しの際は買い物がてら来るのもアリかもしれない。

この夢前川沿いには実は西側にたくさんの桜の木が植えられている。

歌野橋西側から北へずーっと桜並木が続くので、こちらをサイクリングするのも非常に気持ちが良い。めちゃくちゃ目に虫(蚊)が入ってくるが。

しかし、”桜の木が作るアーチ” という観点では、南東側の遊歩道が最も美しく写真が撮れる場所となっている。

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 時間帯や天気で変わるアーチ

これは早朝の様子。

日の明かりがまだ激しくないので、桜の花びらがほんのりとピンクに色付いて見える。両側の桜並木がアーチ状に続くので、地面のアルファルトもほんのりとピンク色だ。

そして、アーチの終わりは山陽電鉄の線路部分。

山陽電車が通ったらそれはもう、SLUM DUNK みたいな青春アニメを見ているようだ。



正午に近づくと日がのぼり日差しが強くなるためか、心なしアーチの桜のピンクが増す … 気がする。

気のせいだろうか?

しかし、時間帯によってこの桜並木の様子が変わってくるのは間違いない。

 おすすめは小雨の降る日

毎年桜の時期にはここを散歩する者としておすすめする日は、実は青空広がる晴天の日ではない。

意外かもしれないが、小雨の降る人のまばらな早朝がベストコンディションだ。

雨がたまったアスファルトには、まるで芸術作品のごとく桜の花びらが散りばめられる。

水溜りの反射効果で桜アーチのピンクが地面に写し出され、散った花びらと共に辺りはピンク色の絨毯(じゅうたん)と化す。

この幻想的な空間の中で、ポツンポツンと小雨が降る音を聞いてもらいたい。桜並木の情景と、小雨の音が日々のストレスを和らげてくれるだろう。

私がしゃがんでこの桜の絨毯を撮影していると、偶然にも反対側に同じ格好をした男性が。

写真好きは皆考えることが同じだ …

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