川沿いの景色に心落ち着くのと道がそんなに混まないことが挙げられるが、もう1つまいふぇいばりっとすぽっと播磨新宮を通過したいがためだ。
播磨新宮付近ははっきり言って東山公園以外何もない所。
しかし、その何もない風景が小学生時代の家の近所を思い起こさせ、 “逆に” 新鮮なのだ(最近はどこもかしこもアパートまみれになり、国と不動産会社の策略に見事にはめられた光景ばかりだ)。
そして、播磨新宮で是非皆さんにランチがてら行って頂きたい場所がある。
それが、自家栽培のねぎとにんにくをふんだんに使った餃子と中華そば専門店、「ねぎとにんにく」さんだ(そのまんま!w)。
ねぎとにんにく
たつの市新宮に突如現れたラーメン界の超新星ねぎとにんにくさんは、市内北上ルートである179号線のすぐそばにあり、小道に入る必要がなくアクセスが良い。
付近に近付くと看板もあがっているので、You can’t miss it だ!
駐車場は店の前に数台とお店の裏に数十台停められるスペースがある。店の正面右側から裏駐車場へ入って行こう。広い敷地で比較的大きな車でも取り回しは苦労しない。
お昼時はやはり人気店だけあって、店の前に行列が。名前を書くなどの制度はないので、店の前の腰掛けに右から順番に並んでいく。
その後店員さんの案内で店内に入り、食券機で注文チケットを買うシステムだ。
兵庫県たつの市新宮町井野原554-1
079-172-8355
営業時間:11:00~16:00(L.O.15:00)
定休日:火曜日・水曜日(日曜営業)
伝統的中華そば&ぎょうざ
そうしていつも注文するのがこの中華そば(770円)。特性中華そば(850円)でないノーマルにもかかわらず、大きなチャーシューと自家製しなちくが全体を覆っている。
スープは鶏ガラ&節がベースの正統派中華そばという感じ。醤油の香りが感じられる、どちらかというと甘みの少ない味わいだ。
好みは分かれるかもしれないが、丁寧に作られているのを感じる。
そして、その中華そばと同じくらい推されているのが、自家栽培の野菜を使った特性ぎょうざ。
ねぎぎょうざ、きゃべつぎょうざ(共に550円)の2種類あるが、どちらとも甲乙つけがたいくらい旨い!熱々の鉄板で運ばれてくるので、外側パリパリで一口噛むと肉汁が溢れてくる。
絶対にライスも頼んでおくれ。
こちらは担々麺。やや辛みの強いスープにひき肉の甘みがめちゃくちゃマッチする。
また、担々麺は普通どろどろした濃厚なスープだが、こちらはやや透き通りのあるコクがありながらも飲み干せてしまうあっさり感がある。
そして、特に良いのが醤油ラーメンとはまた異なるこのもちもちの太麺だ。ドロドロ感の少ない繊細スープをまとわせることが出来る。
この担々麺の太麺は最近食べたラーメンの麺で一番旨かったかもしれない。
餃子&ライスを食べきる自信がない人に勧めるのは、このネギ盛りチャーシュー丼。ごま油で味付けされたネギがふんだんに盛られたこのチャーシュー丼は完全に私好みだ(タレとマヨネーズまみれが一番嫌いだ)。
焼豚も炭火で炙られており味わい深い。本当にちょうどよい量加減なので、こちらもラーメンのお供に是非食べてもらいたい。
味変エンタメ
そして何と言ってもこのお店の最大の特徴は、味変グッズの豊富さ。
自家栽培ねぎが何と入れ放題!「秘伝」と書かれた小さな壺には辛味噌が入れられている。ピッコロ大魔王が入っていそうな壺で躊躇するかもしれないが、間違いなく美味しい辛味噌だ。
ある程度スープやオリジナルの味を楽しんだ後は、このようにねぎをぶっかける。いつもねぎで一面覆い尽くしたい気持ちになるが、グッと堪える。
そして、このしゃきしゃきのねぎ … 旨すぎる … 。
にんにく農家の松江農園さんが手塩をかけて育てた九条ねぎらしい。シャキシャキで香りが良い。
さらにこのお店自慢の辛味噌がラーメンにもぎょうざにもよく合う!唐辛子とにんにくがバランスよく混ざり合って、スープや肉汁の旨味を引き立たせている。
【辛みそたれ】会津天馬特製(焼肉やラーメンへのアクセントに)
予想以上にピリ辛で、横浜家系ラーメン好きの私はご飯に乗せ、胡椒をふりかけ、その後海苔がないことに気付く。
トッピングで是非海苔を採用してもらいたいものだ。
ラストは追いねぎ、ねぎ茶漬け、ねぎ雑炊、もうどうとでも呼んでくれ!
完膚なきまでに完飲してやった。
ちなみにお店はまだ新しいこともあり、清潔、広々、店員さんの接客もめちゃくちゃ良い。本当におすすめだ。ここは。なんなんだこの中毒性は。
みんなでねぎねぎしよう!
LINKねぎとにんにくの餃子と九条ネギをテイクアウトしてみた