昨年末、私のこの世で最も愛する女性、おばあちゃんが100歳になった。

私は幼少期から祖母とは一緒に暮らし、高校卒業以来10年ほど里を離れてはいたものの、ずっと身近で可愛いがられてきた。

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現在は両親と共に祖母の自宅介護をしているので、誕生日の日はとても感慨深く、無論祝杯をあげ浴びるほど飲んだ。

ところで、友人達から …

「100歳になって何もらったの?」

とよく聞かれるが、敬老の日含め地域や国、県、市から贈り物をいただいた。

本日はそちらについてご紹介したい。



 地域から

祖母の暮らす地域では、毎年敬老の日に自治会から¥3,000のお小遣いとお菓子、小学生からお手紙をいただける。

わざわざ自宅まで持ってきて下さり、本当に有り難く家族一同感謝している。

いただいたお小遣いで祖母の夕飯を用意するのだが、まねき食品さんの敬老の日弁当を買ったりして、家族でいつも晩酌し、毎年楽しみな一日としてこの日を迎える。

祖母も爆食いして、お陰様で体重は50kg ジャストだ(100歳)。



 表彰状オンパレード

そして市、県、国から別々に立派な表彰状もいただいた。

市からは美味しそうな地元産のスイーツもいただき、贅沢なコーヒータイムで祖母も大満足だった。

(市からの表彰状)
あなたは永年にわたり幾多の
困難を克服されめでたく百歳の
長寿を迎えられました
末永きご健康とお幸せをお祈り
申し上げここに敬彰いたします

こういざ文章にされると、本当に祖母には感謝の思いを持つ。

第二次世界大戦で空襲を経験し、貧しさの中なんとか生き延び、祖父を支え、幼い長男を亡くし、多くの子供と祖父の兄弟を育てあげ、祖父は70過ぎで他界。

そして私には無条件の愛を与えてくれた。

書いていて泣けてくる …



 銀杯

そしてこちらが内閣総理大臣から送られてくる、”銀杯”。

とても高級そうな木箱に入れられた杯で、

「銀が送られてくるなんて凄いね!」

と知人から言われたが、こちらは厳密に言うと銀ではなく、銀メッキ製の安価な素材で作られた杯のようだ。

以前はこちらの直径9センチ、高さ3・2センチと同じ形で、純度99・7%以上の純銀仕立てだった。

単価は銀価格により異なるものの、桐箱など含め約7600円くらかかっていたようだ(昭和38年にスタート)。

高齢者の数が増大する中で、「税金の無駄遣い!」との批判が高まり、安価な素材に変更したとある。

故に、金銀の買取を行う専門店などでも、売却はほぼ無理だろう。

銀杯中央には “寿” の文字が刻まれ、裏面には “敬老の日と “内閣総理大臣” の文字があり、記念撮影用にはとても栄える代物だ。

皆様から色々なものを頂き、私の祖母も幸せものだ。

本当にありがとうございました。

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