街に50以上の山が存在し、市の面積の大半が森に覆われる、播州の秘境・宍粟市。

これまであちこちの穴場名所を、こちらのサイトでご紹介してきた。

LINK【特設ページ】秘境・宍粟市

数多の滝、森、渓流を訪問してきたが、街が推す “森林セラピー” で有名な、波賀町「赤西渓谷」の “極上ウォーキング” を本日はお伝えしたい。

車で行くには道が狭く、ハードルの高い場所としても有名だ。

しかし、播州鬼散歩では「道の駅はが」から “徒歩” で向かうルートを解説していく。

とにかく美しい景色と、果てしなく続く川のせせらぎが、あなたの心をリフレッシュしてくれるはずだ!

LINK【映像で見る】宍粟市赤西渓谷

(渓谷の美しい様子を動画でもチェックして、チャンネル登録して下さいね)



 赤西渓谷

赤西渓谷は見ての通り、引原川から分岐した赤西川沿いの渓流のことを指す。

道は車一台が通行できる幅のため、向かいから来た車と鉢合わせした際は、まさにカオス。

そのため、私は近くの「道の駅はが」に車を停め、そこから徒歩で現地へと向かう方法をおすすめする。

〒671-4213 兵庫県宍粟市波賀町原149​​
無料駐車場:数十台が駐車可能
お手洗い:あり

「道の駅はが」からは、以前お伝えした「原不動滝」へ向かうルートが参考になるだろう。

川を渡ると、大きな「赤西渓谷 → 」の標識が見えてくる。

そこから引原川沿いに北に上がって行くと、さらに川が分岐する地点に差し掛かり(赤い橋が目印)、赤西渓谷までの道のりを記した Map が立てられている。

右へ行くと音水湖、左へ進むと赤西渓谷へと道が続く。



 緑のアート

赤西渓谷入り口からは、舗装された道と、それを囲む林道がしばらく続く。

赤西林道だ。

林道にありがちな光景で、あえて言うのは憚(はばか)れるが、周囲は苔の緑に覆われており、木々と素晴らしい一体感を作り出している。

神秘的な光景に降り注ぐ、木漏れ日 … 。

そして聞こえ出す、右の渓流からのせせらぎ音は、ウォーキング序盤からこの日の散歩が素晴らしいことを予感させる。



 小川で小休止

やがて舗装路は砂利道へと変わり、それに連れて川との距離も近くなる。

ふと川原へ行くと、一切の濁りのない美しい澄んだ水に、煩悩まみれの私は心を癒される。

川の流れを見ながら、しなった木を見つめたり、岩や木の枝の先についた苔を観察してみる。

自然の美しさに浸れる時間が、なんと幸せなことか … 。

LINK【映像】播州地域に存在する穴場を動画で体験

岩と言えば、林道を進むと、古代中国の山の民達が住んでいそうな、大変迫力のある岩壁が現れる。

すごい迫力だが、落石が恐ろしくなり先を急ぐことにした。

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毎回思うが、森に入るといつも誰かに見られて(監視)いるようで、頻繁に振り返ったり、大木を見上げたりしてしまう。

動物や天狗ならまだ良いが、刃物を振りかざしたよそ者を嫌う山の民だったらどうしようかと …

きゃー



 赤西森林広場

美しい川辺で戯れながら先を進むと、「赤西森林広場」と書かれた広場が現れる。

ここではお手洗いや手洗い場などがあり、車を端に停めて、広場へ下りれば、アウトドアを楽しめそうな​​雰囲気もある。

ただ、ネット情報では、こちらはキャンプ場ではないとのこと。

火気厳禁で間違って BBQ などしようものなら、即トラブルだ。

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残念ながら薪火や BBQ をして、片付けないまま帰っている大馬鹿者がいたが、くれぐれも森の中のマナーは守ろう。

この広場からさらに先へ進むと、宍粟三大森林セラピーロードがあるのだが、そちらには柵がされており、侵入禁止の文字があった。

宍粟市では、森林セラピーが事業化されているため、事前に申し込んで、費用を払った人だけが、セラピーロードへの侵入を許されているようだ。

仕方なくこちらで引き返し、赤西森林広場を彷徨っていると、シシガミの森感半端ないエリアが …

LINK【特設ページ】播州地域一覧

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足を進めると、この渓谷一とも言えそうな、遠くまで見渡せる美しい川原を発見する。

こちらに関しては、写真よりも動画でその異次元な雰囲気を味わってもらいたい。(下の動画を見て、よければチャンネル登録して下さいね)

動画内でも触れているが、この場所だけでなく、赤西渓谷は光と影、水と緑で終始幻想的な光景が広がる、極上の散歩を私に与えてくれた。

こんな穴場に車で行くなんてもったいない。

皆さん、歩こうぞ!