「姫路市に日本一の布袋さんがいる」
という謎の言葉がある。
布袋さん(Gr)のデカイパネルのことなのか、布袋さんという名前の背の高い人のことなのか、真相を確かめるべく夢前町にある「弥勒寺」へと足を運んだ。
弥勒寺はその入り口正面通りにある紫陽花が美しいことでも知られている。
毎年6月〜7月頃になると、通りを挟んだ両脇にずら〜っと色とりどりの紫陽花が咲き誇り、播州中のカメラ小僧(中高年)が写真を撮りにやって来る。
アジサイの花に癒されたのも束の間、文字通り日本一の布袋さんにお漏らししかける自体に … 。
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弥勒寺

〒671-2116 兵庫県姫路市夢前町寺1051
無料駐車場:あり(お寺を過ぎて右側。満車の場合はその奥のゆめさきの森公園の駐車場利用可)
弥勒寺は夢前町の田園風景広がる長閑な場所にあり、つぼ川と呼ばれる小さな川の音が響き渡っている。
現地に着いた私は、あまりにもその川のせせらぎの音が心地よかったため、目を瞑って耳を済まし車に轢かれそうになった。クラクションの音でドキがムネムネだ。
上の写真はその直前の様子だ。
紫陽花ロード

先ほど言ったように、弥勒寺はその正面通りの左右に咲く紫陽花が美しいことでも知られる。
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様々な紫色をしたアジサイがあちこちに散らばり、歴史を感じる入り口の建物と対比して、とにかく映える。もうここを歩くだけで来て良かったと感じるレベルである。

お寺の中にいても、本当に川の音がどこからともなく聞こえてくるので、こんなに聴覚的に心癒されるお寺も珍しいと私は感じた。
日本一の布袋さん

そうして奥の方へ進んでいくと堂々と座っているのが、こちらの布袋さん。知らずに来て見た人達が「なんじゃこりゃー!」と叫んでいるのを目撃したが、本当にデカイ。

こんなに大きくて迫力のある石像物はそうそうない。なのになぜあまり有名ではないのか、やはり播州のプロモーションにも力が入る。
その横の休憩所では今度はミニミニ布袋さん達が出迎えてくれる。

なんでも布袋さんは、良いことも悪いこともその大きなお腹の中にしまう力量をお持ちのようだ。こんな人が上司だったら言うことないな。いや大食漢で色々付き合わされて一緒に太るかもしれない。
しかし、この何でも許してくれそうな穏やかな表情は、寛容さを失ってしまった我々人間社会が取り戻すべき顔なのかもしれない。
そう感じた私はこの日以降、どこへ行っても彼のような表情で人と接することに決めた。コンビニの店員さんに苦笑いで接客されるのはそのせいかもしれない。
布袋さんを動画撮影も行なってみたので、よろしければご覧いただきたい。川の音で涼んでいただければ幸いである。