沖縄県石垣島への遠征中、近くにある「竹富島」という場所へフェリーで立ち寄った。
この島は沖縄の原風景が見られることで知られ、BEGIN さんの「竹富島で会いましょう」という歌の舞台にもなっている。
私もこちらの島で水牛車に乗るなど楽しみ、とても良い思い出になった。
本日は島の行き方(フェリー)から、集落へのアクセス、水牛車の乗り方(予約)など、現地アクティビティを楽しむための基本情報をお伝えしたい。
石垣港離島ターミナル

無料駐車場:あり(が、100%混む)
お手洗い :あり
正式名称「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」は、石垣島の市街地から徒歩でもアクセス可能な場所に位置する。
ここは竹富島だけではなく、周辺の離島へ行くフェリーが集まる、ハブのような役割を果たしている場所で、基本的に何も予約せず現地へ向かえば大丈夫だ。
竹富島へ向かうフェリーを運行する会社はいくつかあり、それぞれの運行会社が異なる窓口を持っていて、利用者が好みで運行会社を選ぶシステムになっている。
料金は 大人¥1,520、子供¥790と大体どこも同じ。
夏の繁忙期は、石垣島 ↔︎ 竹富島は就航も頻繁にされているので、予約や座席の空きについてはさほど心配する必要はないだろう。
ちなみに竹富島では飲食が出来るお店は少ないため、この離島ターミナルの売店でお昼ご飯を買うことをおすすめする。
ターミナル内には売店がいくつかあり、お弁当やおむすびなど様々な軽食が販売されている。
集落へのアクセス

私が着いた日は土砂降りの雨だったため、フェリー乗り場前にある “かりゆし館” という施設で皆雨宿り。
「さて、どうやって島の集落まで行こうか?」
沖縄の原風景が楽しめる集落までは、送迎バスを予約したりと、色々方法がある。
しかし、私は徒歩で向かうことをおすすめする。
このかりゆし館から島の集落の入口までは、徒歩10分強。

一本道で歩道もあり、集落に着くまでの風景を楽しみながら、軽い準備運動が出来るのだ。
地図上のかりゆし館向かいにある、フナヤー跡前の道を直進すると、10分後には写真にあるスンマシャーと呼ばれる、集落を取り囲む石垣が見えてくる。
そちらの様子も同じ竹富島動画にまとめてあるので、よろしければご視聴いただきたい。
水牛車予約

ツアーを取り扱う業者の店舗(集落内)へ行き、予約&料金支払いを完了すると、規定の時間に集合してツアー参加となる。
1牛車当たり20人ほどが収容可能で、ツアー自体は約30分間。
牛車は何台も存在するので、よほど混まない限り「数時間後の参加になります〜」と言われはしないだろう。
次に、水牛車ツアーを取り扱う業者は2社なのだが、費用が異なる点についてお話する。
- 新田観光 ¥1,500(30分):水曜休
- 竹富観光センター ¥2,000(25分):無休
となっている。
違いは上記の通り費用、ツアー時間、定休日に加えて、水牛がまわるコースも異なるようだ。
私はただ自分の場所から近かったという理由で竹富観光センターさんにしたが、どちらも店舗は集落に存在するため、ご自身の都合に合わせて選ぶのが良いだろう。
ちなみに、水牛車ツアーはフェリー切符と合わせたセットも存在し(八重山観光フェリーなど、フェリー運行業社が販売している)、そちらの方が割引(− ¥150)が効くため、事前にセットにするかどうかを決め、ネット予約すると良い。

ちなみにこの水牛車ツアー、値段も少々張ることから、参加を見送る方も多いようだ。
が、しかし、竹富島に来たならば是非参加すべきアクティビティの1つだろう。
単純にオペレーターさんの歌(三線)を聞きながら集落をまわるだけでなく、この土地の歴史や近況(何人住んでて、最近お子さんが生まれた家族がいて、etc)などについても話が聞ける。
なんとなく竹富島事情に詳しくなった気がして、私は帰郷後速攻両親に自らのうんちくのごとく話してやった。
海岸沿い散歩

それは星の形をした砂が見つかることで知られる、カイジ浜を始めとした、西側の海岸沿いだ。

縦のラインに有名なビーチが並んでいるので、竹富島の海岸の風景を楽しみたいならば、西へ向かうのをおすすめする。


… が、快晴の日のビーチの様子を画像検索すると、絶句するほどに美しいではないか … 。
やはりここは皆さんには晴れた日に行っていただきたい。
町ぶらが最高

そして、一番言っておきたいことは、竹富島はただ集落を町ぶらするだけでも、本当に心落ち着く場所なのだ。
水牛車のオペレーターさんの話によると、竹富島では各家庭のお家が島の文化財のような位置付けで、全て伝統的な沖縄建築技法が用いられている。

当然、都会のような高層ビルやアパートなどは存在しない。
そのため、集落自体に一体感が感じられ、日本(沖縄)の原風景を見ているような気分になる。

テレビでよく見る赤瓦の屋根や、シーサー、貝殻のような石垣を積み上げた壁など、この島独特の風景を眺めながらの散歩がとても楽しい。
ちなみに、竹富島では高校に上がると皆島を離れ、石垣島などの全寮制の高校へ行くのが伝統らしい。
こんな素晴らしい場所が故郷だなんて、竹富島出身の人々を羨ましく思ってしまう … 。

とにかく、色々な妄想が止まらない島、それが竹富島だったように思う。
現地の様子(台風後の曇り)は動画にまとめているので、よろしければご視聴いただき旅の参考にしてもらえれば幸いだ。
https://youtu.be/TVsCOa5I0yY
LINK【YouTube】播州鬼散歩が歩く、播州地域の美しい景勝地