私の住む地域は海から遠い。

「海が近かったらな〜」とぼやきながら、若い頃は青春時代を過ごしたものだ。

しかし、播州地域にはいくつかそんな若者の “海見たい欲” を満たしてくれる街(場所)がある。今日ご紹介したいのは、高砂市最南端にある高砂海浜公園だ。

近年遊歩道が整備されたり、お手洗いが新しくなったり(過去最高レベルの清潔さ)とその環境整備力や突出している。ここはもっと知られてもよい場所に違いない。

さらに、加古川を挟んで神戸製鋼所の工場夜景が拝めたり、瀬戸内海の水平線が見える場所なのだ。

播州鬼散歩激推し地域高砂市の誇る海浜公園とは!?


 高砂海浜公園

兵庫県立である高砂海浜公園は、人工島に立ち並ぶ白砂青松(はくさせいしょう)で有名な散歩スポットだ。

日本白砂青松100選に選ばれるなど風景面でも高い評価を得ており、夕暮れをバックに見られるその白砂青松は、映画「ベストキッド」で Miyagi さんと Daniel が空手の型を練習する場所として採用すべきだっただろう(多分当時はなかった)。

こちらでは釣りや散歩、写真撮影など四季を通して人々から愛されている。また、その向かいの公園には、多目的球場、テニスコート、宿泊研修施設なども整備されており、市民が様々な目的で活用出来る実用的な場所だ。

海浜公園入り口手前には、斜め縦列駐車する無料のパーキングスペースがあるので、気軽に立ち寄ることが可能だ。

 The 散歩スポット

さて、この日は夕暮れ時にこの場所に着いた。人っ子一人いない空間で、白砂青松を独り占めしながら散歩をしてみた。

海側に行くと広い瀬戸内海を一望出来る散歩道が。

所々釣りを楽しむ人や、灯台のような場所へ向かっていく人もいる。この写真のおじさんはここを十数往復していたが、バイオハザードのゾンビかと思ってしまった。いや、間違いなく人だ。

そして、東側を向けば加古川経済を支える神戸製鋼所の工場が。

海を挟んでこんなにも長い工場の姿を見られるのもここだけだろう。さすが、播州の隠れた名市高砂だ。 

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 徒歩で

夜になれば先ほどの神鋼の工場はこのように、工場夜景へと変わる。もともと音のしないひっそりとした場所が、暗闇でさらに無音へと変わる。

工場夜景を見ながらこれから社会はどう大きく変化していくのだろうかとふと不安になった。

この神戸製鋼の工場の明かりが消えることのないよう、早くあの問題が終息してくれることを願う。

電灯の一切ない駐車場までの帰り道は、鬼肝試しだ。ライトの持参をおすすめする。