「兵庫県宍粟市にはとんでもない高低差のロープウェイがある」

そんな噂を聞いた。

その場所とは、播州地域の宍粟市南部にある国見山である

この国見山は頂上までハイキングを楽しむこともでき、そのハイキングの快適性から “森林セラピー” と呼ばれ市街からもたくさんの登山客がやって来る。

そんなすごいロープウェイを、この目で拝もうとやって来たのだが、実物を見て驚いた。

ロープウェイではなくモノレールじゃねぇか … 。しかし、そのモノレールが凄かった … 。


 国見山

国見山は兵庫県宍粟市最南にある、ハイキングスポットとして有名な山だ。中国自動車道の山崎 IC からも近く、アクセスは良い。

私はバイパス福田ランプで降りて、龍野の方から上へ上ってくるルートをいつも選ぶ。料金を払いたくないのではなく、揖保川沿いを上がり宍粟に入った瞬間に広がるあの田園風景を楽しむためだ。

あの界隈のドライブは半端ない。

こちらも無料駐車場が入り口付近にあり、相当数の車が停められるので、安心して来れる。ありがたい。

 播州一のモノレール

国見山のモノレールはまず受付で名前を書き、定刻前にこの入り口付近で待つ。しばらくすると、誘導員のお姉さんがやって来て、ゲートを開いてくれる。

ハイキングをしてみたかったが、この日はモノレールの様子をレポートする。

モノレールは非常に清潔で、まるで路線バスのようだ。そしていざ出発すると、その勾配や凄まじい。そりゃ山の頂上まで20分そこらで着いてしまうのだから、当たり前の話だがよくこんな物を作れたものだ。

宍粟の職人万歳だ。

モノレールは山の間を通り抜けて行くのだが、木々の青々としたトンネルを抜けて行く感じがなんとも言えない。乗車している前の子供達も大はしゃぎだ。

モノレール運行中にハイキングコースや山の中腹が目に入って来たが、鹿を何頭か発見した。本当に野生動物がいるようだ。

次回気をつけよう。

そして、頂上へ到着。童心にかえることがことが出来るくらい、冒険心揺さぶるモノレールだった。これも全部タダだよ。

それでは、頂上の展望台へ行こう。なんでも宍粟ならではの光景が見れるらしいぞ。



 展望台まで10分散歩

モノレールが着くといよいよ展望台へ行こう。展望台まではいくつかルートがあるが、最終的にはどの道も同じ場所へ着く。時間にしておよそ10分程度だ。なんて近いんだ。

道中はこんなに足長な木が見えたり、自然をそのまま楽しめる。もちろんのこと、夏場は虫もたくさんいるので子供たちは「わ〜!」だ。大人は「きゃ〜」だ。

そうして着いたのがこの国見山展望台。

結構年季が入っているが、ここからだと美しい光景は見られない。やはり展望台に登ろう。

何やら前方のご夫婦が感動しているぞ。一体何なんだ!?

そうして見えてきたのが、この国見山から見える遠方に連なる山々。霧がかった山々と、分厚い雲に覆われた空がまるで中国の水墨画 … 。

このようにどれがどの山かと言う説明がされた看板もある。どれがどれか全く分からんかった … が、とにかく景色は美し過ぎた。

皆様も是非トライして下され。