行けども行けども素晴らしい景勝地が現れるが、今回はある “伝説の水” についてお伝えしたい。
「熊野神水」と呼ばれる水だ。
熊野神社
〒679-2404 兵庫県神崎郡神河町越知1089
無料駐車場:なし(神社手前の越知側に数台停められるスペースあり)
お手洗い:なし
熊野神水は神河町上越知地区の先にある、林道を抜けた奥の「熊野神社」に存在する。
熊野神社へのアクセスについて、詳しい記述がネットにはあまり出ていないので、少しお話したい。
ひたすら北上すると西の山へと続くルートが現れ、そこを進むと防獣フェンスの扉が現れる。
この先にあるのが越知ヶ峰線(一本道)で、道なりに峠を進むと熊野神社にたどり着く。
Salamander さんから北上する道のあちらこちらに、「熊野神水」の標識があるので、車であればゆっくり進すと見失うことはないだろう。
徒歩の場合、同喫茶店から熊野神社までは40分程度だったが、ずっとゆるやかな坂道を登るルートだった。
じわじわ足に来るやつだ。
命の水
そう、このなんの変哲もない水が、熊野神水と呼ばれる命の水なのだ。
熊野神水
– この水は江戸時代、赤痢に似た病から村人を救ったとの言い伝えがあり『命の水』とも呼ばれています –(神河町観光協会)。
神河町では今もこの言い伝えが大切にされており、こちらの水を汲みにいらっしゃる方々もいるんだとか(神河町観光協会談)。
熊野神社は地理的に一般的な生活圏からは離れているため、生活音が全くしない場所である。
鳥のさえずりが聞こえる中で、熊野神水の流れる音だけが神社に響き渡る。
その心地よさたるや言葉に表せないほどで、整然とした参道を歩いたり、敷地内の大きな杉の大木や、遠くの山々を眺めていると心が落ち着いていくのが分かった。
皆さんにも是非体感していただきたい。
林道からの風景
そしてもう1つ付け加えたいのが、越知ヶ峰線の林道を越え、熊野神社直前の道から見える「上越知地区」の風景。
こちらもいつもお世話になっている、神河町観光協会の方に教えていただいた場所だが、四方を山々に囲まれているように見える集落の姿が、とても美しかった。
私が訪れた時期は、まだ地区に雪が残っている状態だったので、なんとなく山の頂上を上から見ているような気分になった。
これから春が訪れ、緑が青々していくとさらに美しい景色が望めるだろう。
熊野神水を求めた上越知地区や林道散歩は、またまいふぇいばりっと散歩コースリストに加わった。
現地の詳しい様子はこちらを見ていただき、参考にしていただきたく思う。
よろしければ皆様も是非!
LINK【YouTube】播州鬼散歩が歩く、播州地域の美しい景勝地