ゴルフの聖地として名高い兵庫県市川町。

これまで神河町や福崎町を徘徊する際幾度となく通ってきたが、温泉(天然かさがた温泉せせらぎの湯​​)以外はあまり散策の経験がない町である。

LINK【映像】播州地域に存在する穴場を動画で体験

今回、その市川町レポ一発目として、唯一知っている穴場スポットをご紹介したい。

唯一知ってる場所ではあるが、近くへ来ると何度か立ち寄った由緒ある神社である。

その名も岩戸神社、町指定の重要文化財としても知られている。



 岩戸神社

〒679-2301 兵庫県神崎郡市川町上牛尾474​​
無料駐車場:あり(広大)

岩戸神社は、同町で有名な温泉・せせらぎの湯さんから近い、穴場神社。

後述するが町の重要文化財にも指定され、その歴史はなんと900年。

「ほんまかいな?」と疑いたくなるほど、遠い昔からある場所のようだが、行って建物を見るとそれが本当だと間違いなく感じられる。

上牛尾に入ると、神社まではやや細めの道を進むが、車幅のある私の車でも問題なく通行出来た。

また、参道手前に駐車場へと続く道があり、そこを上ぼると広い駐車場があり、アクセス&パーキングともに安全安心(無料)の場所だ。



 大木に包まれた神社

神社に到着する際、まず気付くのがエリア一帯を取り囲む大木。

岩戸神社は市川町の上牛尾と呼ばれる、山の麓のような場所に存在しているため、市街地では見られないような高い木々が存在する。

隣には岩戸川が流れており、そのせせらぎと相まって、参道を独特な(神聖な)雰囲気に変えている。



 長い歴史と参道

岩戸神社は今から900年前に遷座したことで知られ、後に登場する本殿も1700年代に建てられた大変歴史ある場所だ。

1674年に姫路城主松平大和守も参拝したというから、当時より由緒ある神社として崇められていたことが分かる。

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参道は非常に長く、とてつもない数の玉垣(寄付者の名前が書かれた石柱)が迫力を生み出している。

また、遠くに見える岩戸川にかかる橋が、この場所を良い雰囲気に変えているとも感じられた。

非常に雰囲気のある場所なので、動画でそれを感じてもらえるとありがたい(写真撮影ミスったため)。



 本殿

この本殿は1741年に建てられたものだが、それは江戸時代将軍・徳川吉宗の時代のことを指す。

なんと歴史のあることか … 。

実際に本殿に近づいてみると、歴史ある木造建築の建物や、当時彫られたであろう彫刻が見事で、触れるのをためらうほど神聖なものに感じられた。



500年経ってもこの木造建造物が、雨風や地震にも耐えそびえ立っていることに感動すら覚える。

そしていざ中へお邪魔すると、当時の様子を描いた多くの木画が掛けられており、タイムスリップしたような気さえ起きる。

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 木札投げ

そして、岩戸神社では他の神社同様、木札に願い事を書くことが出来る。

が、書いた後が面白い。

なんと本殿横から、岩戸川を挟んで存在する巨岩に向けて投げるのだ。

皆んなどうやって投げているのか、ほとんどが正確な枠内に着地しているようだ。

恐らくブーメランのように投げているのだろう。

「そんなことどうでもええわ!」とセルフツッコミを入れつつ、私は本殿の周りを散策してみた。



 緑の世界と岩戸川のせせらぎ

岩戸神社の風情ある雰囲気を楽しんだ後、一旦参道の入口へと引き返し、今度は参道隣の抜け道から本堂の裏側へと散策に出た。

岩戸川の側を山側へとちょい散歩したかったからだ。

夏のこの時期は、緑の風景や川の流れに注がれる木漏れ日が大変綺麗で、この場所でしばしせせらぎを聞きながら立ち尽くしてみた。

心が落ち着く時間を楽しめ、岩戸神社の歴史ある本堂を含め、町の重要文化財を堪能出来た一日だった。

観光資源が周辺地域と比べそれほど多くない市川町だが、この岩戸神社は是非一度伺って頂きたいと思えた場所だった。

現地の心落ち着く様子は映像でもご確認いただけるので、こちらの動画を見ていただければ幸いだ。

https://www.youtube.com/watch?v=J7PlCCcraLU&t=338s

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