兵庫県播州地域には数多くの神社仏閣が存在し、そのどれもが神聖で厳かな雰囲気を放っている。

しかし、その中でも “播州一” と人々が言う神社が宍粟市には存在する。

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国道沿いに急遽現れる、杉の大木に覆われた “謎の場所” と描写する人もいるほどだ。

宍粟市一宮町「伊和神社」だ。

先日、こちらの表参道を歩く様子を動画アップしたところ、その世界に詳しい方から、この神社が ”とんでもなく凄い場所” であることをうかがった。

まだ頭の中を整理しきれてないので、キーワードを整理しながら写真とともにレポートしたい。

是非、最後の動画も見ていただいて、この神社の素晴らしい参道や境内の様子を感じ取り、チャンネル登録をしていただけると、また活動する活力になるのでよろしくお願いします。



 伊和神社

〒671-4133 兵庫県宍粟市一宮町須行名407​​
無料駐車場:道の駅播磨いちのみや(神社向かい)
お手洗い:あり(道の駅

伊和神社は国道29号線を挟んだ左側にあり、駐車場はその反対側の右側「道の駅播磨いちのみや」となる。

普通車45台が駐車でき、道の駅にはレストランやお手洗い、その前には農産物直売所もあるので、参拝とともにちょっとした町ブラが可能だ。

レストラン入口の揚げたてコロッケは爆売れしている様子だった。



 表参道

「畏敬の念」

この言葉がこれほどマッチする神社はかつてあっただろうか … 。

道の駅前の国道を渡ると、すぐに両側を杉の大木に囲まれた参道が現れる。

これが伊和神社の表参道である。

敷地全体がこの大木に囲まれているため、(時間帯にもよるが)参道に光が入らず、全体的に薄暗い。

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道を進むと無数の木々に神社全体が守られているようで、緑の中に浮かぶ木漏れ日が、大変神聖なものに感じてしまう。

とにかく、ここの雰囲気は凄まじい。

パワースポットとして知られているが、その空気感は今までどこの神社でも味わったことがない。



 拝殿と夫婦杉

杉の不思議なパワーを感じながら奥へ進むと、大きな広場に立派な拝殿がある。

立派な建物で、奥行きが広い。

伝統的な木造建築で年季があるが、素晴らしい状態で保たれている。

宍粟市は「日本酒発祥の地」としても知られているが、地元さんの銘酒が飾られている。

私はどれも飲んだことがあるが、冷酒で天井が回るほど酔ったのを思い出す。

そして、その隣には “夫婦杉” と呼ばれる、1つの木の幹から上に向けて2つに分かれた巨大な樹木が。

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こちらもこの神社の名物のようで、謹んで手を合わせておいた。

さらにその隣には下へと降りていく階段があり、「べんてんさま参道」と書かれた石の標識が …



 べんてんさま参道

先程の本殿から、異世界へと入って行くような石段を降りると、池に囲まれた*べんてんさまを祀るエリアが現れる。

杉に覆われた敷地内にあるため、暗い雰囲気の場所ではあるが、木漏れ日が池を照らし、そこを泳ぐ錦鯉達が輝いて見える。

なんと美しい場所なんだ … 。

伊和神社訪問の際には、併せて訪れるべき箇所である。

*べんてんさま ・・・ 弁才天のことで、仏教における智慧(ちえ)、弁舌、技芸の女神。 略して弁天(さん、さま)とも呼ばれる。 … 日本では財産の神としての側面が信仰され、弁財天と書かれるようになり、また七福神の一つとされた。水に関連している女神で、水に囲まれた場所で多く祀られている。



 逸話

あまりにも美しい神社の雰囲気に、恍惚状態で遊覧した私は、いつもの通りその様子を動画にアップしてみた。

LINK【映像】播州地域に存在する穴場を動画で体験

すると神社仏閣に詳しいお方から、この神社がいかに凄いかを表すご指摘を頂いた。

コメントを並べてみるとこんな感じ。

伊和神社は播磨國一宮で名神大社で今は別表神社です。播磨総社も伊和族の拠点でした。伊和神社は播磨の中心でした。なぜ大昔に中心だったか理由がありますが、このへんでやめておきます。ちなみに、鶴石と亀石の存在はご存知ですか?/鶴石は伊和神社、亀石は庭田神社、伊和神社と庭田神社には伊和神社で言う伊和大神 別名大己貴命 別名大国主命 出雲大社の御祭神です。本流中の本流の神社です。パワースポットどころじゃないと思います。国造りの最後のところが伊和神社であり、その時の宴の場所が庭田神社となっております。

伊和神社が、海神社・粒坐天照神社と合わせて、「播磨三大社」と総称されることは私も知っていた。

しかし、「国造りの最後のところ … 」とは一体どういうことだろう?

無知なりにネット検索(ほぼ Wikipedia サーフィン)してキーワードを見ていくと、

名神大社:日本の律令制下において、名神祭の対象となる神々(名神)を祀る神社である。古代における社格の1つとされ、その全てが大社(官幣大社・国幣大社)に列していることから「名神大社」と呼ばれる。

名神祭:国家的事変が起こり、またはその発生が予想される際に、その解決を祈願するための臨時の国家祭祀。

出雲大社:いわゆる国譲り(日本神話において、天津神が国津神から葦原中国の国譲りを受ける説話)の事情のもとで創建された神社。

伊和大神:『風土記』では伊和大神は出雲から来たという。「伊和」の語源について『風土記』では神酒(みわ)から、或いは大己貴神が国作りを終えて「於和(おわ)」と呟いたためとする。

大己貴神:「日本書紀」が設定した国の神の首魁(しゅかい)。「 古事記」では大国主神(おおくにぬしのかみ)の一名とされる。「 出雲風土記」には国土創造神として見え、また「播磨風土記」、伊予・尾張・伊豆・土佐各国風土記の逸文、また「万葉集」などに散見する。

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はぁはぁはぁはぁ(← キーワードが多すぎて、あっちこっちのページへジャンプしことを表す)

これらのワード以外にも、国譲りについては様々な重要事項があったので、全部読むのに30分以上かかってしまった(且ついまいち分かりきっていない)。

とにかく、国譲りについて非常に重要な役割を果たした、出雲大社の御祭神が伊和神社にはいる。

そして、その国譲り(国造り)を終えた最後の場所が伊和神社というわけだから、とんでもないことが分かる。

コメントを下さった方が「パワースポットどころじゃない」と表現されたのも頷けるのだ。

とにかく凄い場所なのは行くとその雰囲気で分かる。

私も庭田神社、出雲大社へと旅に出る必要性を感じているので、近いうちに決行したいと思う!