皆さんは晴れ間が差す日、ご自身の車にサンシェード(フロントシェードとも言う)をお付けだろうか?

私は昔所有していた車のダッシュボードが熱でドロドロに溶けてしまい、その重要さに気付いて以降は必ず装着するようにしている。

まだまだ乗れた車だったがあまりにもひどく、それが原因で乗り換えるハメになった。ダッシュボードが溶けてドロドロになると、少し触れただけでもホコリや毛玉が付いてとれなくなる。本当に最悪なのだ。

近年は気候変動の関係で5 月下旬から30度を越すことも多く、車の中はまさに灼熱状態だ。

本日は私が所有する LEXUS 車(RX)の、「メーカー純正フロントシェード」の実用性レポートを行ないたい。

これを見てメーカー品にするか市販品にするか参考になれば幸いだ。



 サンシェード

一般的にサンシェードには

  • メーカー純正品
  • 市販品

の2種類があるが、それぞれ特徴が異なる。

まず、メーカー純正品は形状が該当する車専用のため、装着性が非常に高い。

窓枠に差し込むだけで固定されるものが多く、さらに車本体の日よけを下ろせばそうそうズレることはない。

しかし、ネックはやはり値段だろう。メーカー純正品は¥10,000を超えるものばかりで、相当値が張る。

レクサス純正品に至っては¥22,000と普通のメーカー品よりもさらに高い。初め値段を見た時は一瞬たじろいでしまった。

私はサンシェードはメーカー純正品と決めているのだが、それでも買うかどうか一瞬迷ってやめた(しかし、後日購入w )。



一方、市販品のメリットはやはりその価格にある。

Amazon などのオンラインショップでは、評価の高い売れ筋に関して言うと、¥3,000台で買えるものが多い。

最近はケース付きのものも出てきているようで、評判も上々だ。

純正品を買った私はミスったのだろうか?

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いや、当然値段が安いには理由がある。市販品は特定の車専用ではないため、形状面でフィットしないことが多い。吸盤で固定しても、車本体の日よけを下ろしても結果的にズレてしまうのだ。

しかも、ズレ方がひどいと車内のセンサーが反応し、クラクションが鳴り響いたり、盗難防止メールが来たりと面倒臭いこともよくあった。

さらにさらに見栄えも結構悪く、シェードのシルバーの部分も熱で溶けてフロントガラス内側に付いてしまったこともあった。

そんなわけで、値段がバカ高くても、メーカー品にプレミアム価格が乗せられまくっていることが分かっていても、純正品を買ってカモられるように私はなってしまった。


 LEXUS 純正フロントシェード

Photo:メーカーホームページをスクショ

ウインドシールドガラス一面をくまなく覆い、車内を直射日光からしっかり保護。車種専用の形状なので、外観とも美しく調和し、表面に配したLEXUSロゴがプレミアム感を演出します。また、コンパクトに折り畳んで薄型の専用ケースに収納できます。 (メーカーサイトより)

¥22,000円 (消費税抜き20,000円) 〈H2B0〉/材質:ポリエステル/収納ケース付

LEXUS 純正品フロントシェードはシルバーとカーキの間のような色をしている、いわゆるワンタッチ取り付けが可能な折りたたみ式サンシェードだ。

シェード自体のツッパネは強くないので、折りたたみはそれほど難しくない。ひねりこむようにたためば、後はケースに入るように微調整するだけなので、女性でも装着は苦労しないだろう。

ケース本体はハードタイプのもので結構頑丈だ。チャック付きで外へ飛び出すのを防ぐ構造となっている。

シェード本体の質感も悪くなく、全面「LEXUS」の文字が小さいのでデザイン的にも私好みだ(デッカいのは下品)。

それでは具体的な機能性(装着具合と遮光度合い)について見ていきたい。

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 作業性

メーカー純正品のサンシェードは車にフィットすることもあって、作業性は基本的に良い。LEXUS フロントシェードも例外ではなく、開いて、はめて、止める、この3手順だ。

まず専用ケースから取り出し、LEXUS マークが付いた側を外側へ。そして、

1. シェードをフロントウィンドウの窓枠に差し込む。

2. 差し込んだシェードを車側の日よけで止める。


3. 最後に、中央部にある左右バランスをとるためのマジックテープをセット。

すると、こんな感じで完全密着が実現する。文字通り3ステップで、今まで一度もズレて外れたりしたことがないので、作業性はやはり抜群だ。

あえて面倒な部分を挙げれば、最初のシェードを広げる作業と、最後のマジックテープを付けるところだろう。若干サイズが大きいのと、ミラーの上部分にテープをする仕様のためだ。

しかし、2〜3回装着する頃には慣れてきて面倒には感じなくなってきた。やはり良いこれ。

それでは一番大事な遮熱性を見ていこう。どれだけ見栄えや操作性が良くても、ダッシュボードが溶けてしまっては意味がない。

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 真夏の車内基礎知識

まず、皆さんはご存知だろうか、夏の車内が暑いことを …

「当たり前だろ!」「言われなくても分かってるわ!」「あほ!」「ぼけ!」「デベソ!」などの言葉が飛び込んできそうだが、少しだけ説明をさせて欲しい。

JAF が行なったテストでは、真夏時にサンシェード等の熱対策を行なっていない車両は、室内温度が 60度近くまで上昇するという結果が出たようだ。

さらに、ダッシュボード付近では、外気温35度で80度近くまで達したようだ。

私も以前真夏に自分の車で実験を試みたが、車内は一瞬で60度まで到達し、温度計がバグるという経験をして焦った。

ダッシュボードは「なんじゃこりゃぁあぁ!!」と火傷するレベルで、実験を終える頃にはクラクラするほど汗が出ていた。

JAF の報告は間違いなく正しい。

これから数ヶ月かけて、真夏の LEXUS フロントシェード実用性実験を行ないたいと思う。恐らくこんな意味のないことをやっている人はいないだろう。

順次こちらで結果報告していく!

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