バスマットの代わりに敷いたり、食器を洗った後の乾燥シートとして使ったり、多くのメーカーがこの手の商品を販売している。
それが故に、2020年に起こった各メーカーの珪藻土マット回収騒動は、ある種の事件、ショックだったと言えるかもしれない。
珪藻土ショックだ。
一部の珪藻土製品において、法令の基準を超える石綿(アスベスト)が含まれていたのだ。
ニトリやカインズなど、大手メーカーはレシートや箱がなくても回収するとまでアナウンスした。
コンプライアンス意識の高さで逆に好感度アップだが、両メーカー品ヘビーユーザーの私もニトリの珪藻土マットを購入していた。
早速、実店舗へ返品依頼を行ない、全額返金してもらえたわけだが、いくつか注意点にも気付いた。
現地で手間取らないよう、返品作業がまだの方向けに情報シェアしたい。
注意点
(重要度は上から順)
- 珪藻土マットは全種類が回収対象ではない。
- 珪藻土マット返品受付センターで行なう。
- かなり混む
- 実店舗のゴミ袋に2重に包んで持参する。
それでは順に説明していこう。
1. 珪藻土マット全種類が回収対象ではない
珪藻土マット回収のアナウンスがされた当時、ホームページには回収対象の型式番号一覧が示されていた。
しかし、直近の専用ホームページの情報では、基準をクリアし回収不要な商品が多数存在することが分かっている。
恐らく回収アナウンス後に調査が進み、健康面で害のない基準だったことが証明されたのだろう。
私が見た例では、そのことを知らずに持ってきたお客さんが、
「こちら安心して使える商品ですので、引き続きお使い下さい」
と言われるも、
「もう新しいの買って使っちゃってるよ」
と、少しだけ押し問答するシーンが見られた。
その方は泣く泣く了承して帰られた理解のある方だったが、心中察すると納得がいかなかったに違いない。
そうした二度手間、余分な出費を抑えるためにも、こちらでご自身が購入した商品が、回収の対象かどうか念入りに調べる必要がある。
分からない場合は相談窓口センターへ TEL するのが良いかもしれない。
お客様相談室フリーダイヤル 0120-209-993(受付時間10:00-20:00)
私はレシートも保管していたので、事前に窓口センターへ TEL し、返品する旨と購入情報を伝えた。
すぐに返品予定先の店舗へ連絡してもらえていたので、当日の作業はスムーズだった。
2. 実店舗の珪藻土マット返品受付センターで行なう
珪藻土マット返品依頼は、専用の受付センターで行なう。
多くの方が店員さんに聞いたり、レジに並んで返品しようとするのを見た。
これも二度手間になるので、あらかじめこれを知っておくだけでも時間短縮だ。
私が行った店舗では、入口入ってすぐに案内板が置いてあったので、迷うことなくダッシュで1番に対応してもらえた。
受付センターに着くと、前にあるタッチパネル(受付番号票発券機)で、該当する項目にタッチし受付番号票を入手。
あとは番号を呼ばれるのを待つのみだ。
3. かなり混む
珪藻土マット返品受付センターは、レジ横の返品&受取窓口が兼務して行なっているようだった。
やはり対応出来るスタッフさんの人数が限られていること、窓口の返金対応用のレジの台数が限られていることなどから、受付センター周辺はすぐに人だかりが。
ソーシャルディスタンスを保つ配慮はされていたが、それでも混み始めると待つのに少しストレスが貯まった。
ちなみにこれは朝一オープンと同時でこれだったのだが、どの時間帯が混まないなどは特定は難しいだろう。
4. ゴミ袋に2重に包んで持参する
珪藻土マットは、必ずゴミ袋に2重に包んで、テープで止めて持参するよう求められている。
商品を梱包せずにそのまま持ってきている方もいたが、周囲の白い目はとてつもなかった。
恥をかかないためにも(ニトリさんのためにも)こちらは厳守した方が良い。
心得
繰り返しになるが、返品受付されるスタッフの方や機械は限られているので、少し手続きに時間がかかるかもしれない。
どうかおおらかな心で、待つことも許容した上で手続きを行なってもらいたい。