この2月に広島へ出張予定だった。
兵庫県から出るのは実に1年以上ぶりで、すこぶるワクワクしていたのだが、急激に時勢が変化してしまい、残念ながら断念した。
そこで、
「播州圏から小旅行気分を味わえる場所はないか?」
と考えていたところ、お隣の備前市にある「日生」の存在を思い出した。
前回ご紹介した、たつの市の室津が悠久の歴史を持つ漁港であるのに対し、こちらは牡蠣を中心とした海鮮料理屋や市場、瀬戸内海の絶景が見渡せる絶景地があったり、より観光に適した場所と言えるかもしれない。
LINK【特設ページ】播州地域一覧
今回私は海鮮、絶景、カフェを中心にこの町をぶらりしてきた。
各項目、いちおしと言われる場所だったが、予想以上に良かったので、番外編(隣国)としてご紹介したい。
日生五味の市
〒701-3204 岡山県備前市日生町日生801-4
営業時間:9AM ~ 3:30PM(水曜日定休)
無料駐車場:あり(合計100台以上)
お手洗い:あり
日生の漁港を散歩する際、まず向かうべきは「五味の市」。
こちらと隣の漁業組合の建物前に駐車場があり(無料)、ここから市場の牡蠣や魚介類を見たり、東へランチやカフェ、散歩などへ出かけることがあるからだ。
日生の漁港はエンタメ要素がそれほど多くないので、こちらに車を停め、海を見ながら周囲をウロウロするのをおすすめする(景色良し)。
個人的に活気という意味では、この先にある「備前海の駅」の方が賑わいを見せている印象があるが、それはまた別の機会でお伝えしたい。
海鮮料理「磯」
日生と言えば、魚介類が有名な町。
とりわけカキオコなどの牡蠣料理屋は、数多く存在し、歩くと屋外で牡蠣焼きを楽しむ人達の姿で活気を感じる。
そんなランチスポットたくさんのこの場所で、前々からどうしても行ってみたい場所があった。
それが、海鮮料理「磯」さんだ。
このお店、なんと私の母と父も別々で訪れていたことが後々分かった。
それぐらい定食が値打ちのあるものだと有名なお店だ。
〒701-3204 岡山県備前市日生町日生648-36
営業時間:11AM–2PM/ 5–9PM(定休日:火曜)
無料駐車場:あり(お店の向かい)
このお店のすごい所は、どの定食にもお刺身が付いてくる点だ。
お店の生け簀で泳いでいる魚が捌かれるので、当然新鮮でぷりぷりだ。
エビも生きていたりする。
私が注文した海老の天婦羅定食は、なんと特大級の車海老が2尾が丸ごと揚げられ、頭の中まで身がぎっしりだった。
追加注文した牡蠣フライも身が大きく、ご飯お代わりは言うまでもなく必至。
ちなみに店内は6人掛けテーブルが並んでいるが、1グループ(1人だろうが2人だろうが)につき1テーブル着。
テーブルとテーブルの間はアクリル板で仕切られ、間隔も広く取られていた。
窓も開けっ放しで、空気の入れ替えが四六時中行われ(寒い位)、感染症対策はしっかりと取られていた。
みなとの見える丘公園
磯さんでお腹を満たし、そこから海を見ながら北東へと向かう。
すると「みなとの見える丘公園」という標識があり、坂を登って行く散歩道が現れる。
車1台が通行出来る狭い道で、登っている最中から日生町の町並みを見られる、素晴らしい散歩コースだ。
山に囲まれた港町を見ていると、兵庫県のハワイ竹野浜を思い出してしまう。
そして、その坂道を上がること約15分、この日生の町から、瀬戸内海の島々が見渡せることが出来る、丘へと辿り着く。
青い海と、延々と続く瀬戸内の島々が一望でき、心穏やかになれるこの地の名物スポットだ。
ちなみに、一応車でも来られるように、駐車スペースが3台分ほどあった。
しかし、ツーリング客のバイクなども無造作に停められていて、タイミングが悪いと駐車に困る可能性があるので要注意だ。
丘の頂上にある、「幸福の鐘」を鳴らすのを忘れずに!
LINK【動画】日生町散歩の様子
絶景カフェ
お腹を満たし、散歩で少し疲れたら、次にしたいのがお茶(カフェ)。
そこでおすすめしたいのが、「The Cove Cafe」さんだ。
先程の五味の市エリアから少し東へ行くと、海沿いこのカフェが見えてくる。
こちらはなんと言っても、全面ガラス張りの店内から見える、瀬戸内海の風景が素晴らしい。
ため息が出るほど美しい景色を眺めながら、コーヒーとケーキ食べ、私はもう少しで寝落ちする所だった。
とにかくおしゃれでくつろげる場所だ(週末はいっぱいらしい)。
鹿久居島
最後に忘れていけないのが、日生町から鹿久居島へ無料で渡ることの出来る、「備前♡日生大橋(白い橋)」の存在。
こちらは車だけでなく、生活道路として自転車や徒歩でも渡っている人もいた。
橋の向こうの島は特段観光地的な場所とは言えないが、橋の上から見える、夕日に照らされた牡蠣棚と瀬戸内海の景色は、自粛自粛で疲れ切った人々の心を癒すに違いない。
今日ご紹介した1 Day Trip の様子は、橋を渡る様子を含め動画にしているので、もしよろしければご覧いただいて、参考になれれば幸いだ。
さらに YouTube のチャンネル登録をしていただけたら、また播州圏外へ遠征に行くモチベーションに繋がるので、よろしくお願いいたします。
LINK【動画】日生町散歩の様子