兵庫県播州地域を代表する映画のロケ地(ノルウェイの森)として、前回、神崎郡神河町にある砥峰高原を散歩してみた。

一面に広がる小麦色のススキに、太陽の光が注がれると、あたり一面黄金色に輝き見る者を圧倒した。

結婚式の前撮りなどで来られる方も多く、まだチェックされていない方は見ていただきたい。

LINK【ノルウェイの森ロケ地】兵庫県神崎郡神河町の砥峰高原完全ガイド

そして、本日も続けて別の映画のロケ地になった、播州を代表する散歩スポットをご紹介したい。

映画「鋼の錬金術師」のロケ地になった、播磨中央公園

通称、”はりちゅう” である。



 播磨中央公園

兵庫県加東市にある播磨中央公園は、同市最西端に位置する播州最大の県立公園である。

梅雨前には園内にある薔薇園を目当てに、近隣の市や県から多くの人がやってくる。

そのため駐車場は全部で6つもあり、大型車、普通車、障害者用含め全部で1,000台以上の収容スペースが用意されている。

もちろん来園、駐車場含め、全て無料だ。

 鋼の錬金術師の舞台街路樹

園を進むと序盤に辿り着くのがこのメインストリート「鋼の錬金術師」のロケ現場である。左右両方に整然と並ぶ街路樹が、夏場には緑のアーチ、秋ごろには紅葉のトンネルを作り出す。

どちらのシーズンも新聞などに写真がよく投稿される、知る人ぞ知るという場所だ。

見る方向や光の入り具合で、雰囲気が少し変化したりと、この辺りを行ったり来たりするだけで心が落ち着き、鋼の錬金術師になった気分だ(見たことはない)。

私はこの辺りのベンチに座って、何も考えずに目を閉じるのが好きだ。気を抜くと眠りこけてしまいそうになるから気をつけなければならない。

 ハリチュウのルールとマップ

ハリチュウはあまりにも敷地面積が広大で、何をしても許されそうな雰囲気を醸し出しているが、実はやってはいけないことが多い。

特に自然が多いので火を使った遊びは厳禁だ。

見よこのウォーキングコースマップ。

一見楽勝そうだが、それは実際歩いてみれば分かる。



 極上の散歩道

先ほどのメインストリートを抜け、見えてくるのがハリチュウ名物洋風のお城だ。近年、江戸時代に建てられた城への訪問がブームとなっているが、あえて洋風なのが逆に良い。

新鮮だ。

播磨中央公園の散歩道は、基本的に舗装や階段が整備され、お年寄りや子供も歩き易いのが特徴的だ。また、木々に囲まれているため、気分をリラックスし続けられる。

子供が遊べるような小川が整備されている。

このようにあちらこちらに芝生のスペースも設けられ、家族連れでテントを張って遊んでいる。私も早くああなりたいが、今のところその予定はなっしんぐ。ニヤっ

 フィナーレ

播磨中央公園内を東方面へ進むと、このような大きな湖や池が多数存在する。この周りをランニングする人や、犬の散歩を楽しむ老夫婦の姿も。

癒されるな〜。

ハリチュウ散歩ロードのフィナーレと言える場所は、加東市を一望できる播磨中央公園で一番高いこの展望台だ。

この展望を説明してくれるボードと照らし合わせて、君も加東市マスターを目指そう。

播磨中央公園からの加東市一望は、山の頂上などから見た景色には確かに負ける。しかし、この散歩の手軽さがそれを十分補っており、それが市外からも人を集めている人気だろう。

お年寄りや子供が集まる場所はやはり幸せに溢れている。

播磨中央公園で散歩した後は、是非近くの超有名播州ラーメン屋さんで腹を満たし、播州鬼散歩一押しの温泉施設ぽかぽで汗を流して欲しい。