山々に囲まれるこの街は、街中に由緒ある神社仏閣が点在する。
私もこれまで北鉄(北条鉄道)沿いを中心に、神社仏閣巡りを行ってきたが、それでも未だ知らない場所が多い。
今回もまた新たなお寺へとお邪魔(散歩)してきた。
同市北部にある「蓬莱山普光寺」さんだ。
普光寺
無料駐車場:あり(巨大仁王門を越えた先にいくつもある)
蓬莱山普光寺は、加西市北部にある鎌倉山近くのお寺。
播磨国風土記で “河内(こうち)里” として出てくる場所は、普光寺のある河内町のことを指すようだ。
お寺まではかなり手前から、大きな案内板が数多く現れ、ナビよりも正確な道を教えてくれるので迷うことはない。
お寺までの道はそれほど狭くもなく、大きな車でも通行は問題なかった。
現地に近づくと、灯籠がずら〜っと並び、その先に大きな仁王門が現れる。
そちらの横道を車で入り奥へ進むと、駐車場の P のマークが見えてくる。
敷地内にはいくつか駐車場(全て無料)が存在するので、パーキング面は安心だ。
巨大仁王門
数百メートル続く灯籠通りを抜けると、見えてくるのがこの巨大仁王門。
享保年間に建てられた建築物のようで、こんなにも歴史ある大きな仁王門は初めてで、迫力が凄まじい。
ゆかりの地
足を進めると、この場所がいかに貴重な場所なのかが分かる。
そう、あの播磨国風土記ゆかりの地であるのだ。
普光寺さんでは登山客用にも駐車場が貸し出されており(無料)、お参りのみならず運動も楽しめるスポットとなっている。
美しき庭園
普光寺の美しさを語る上で外せないのが、この池を含む庭園の存在だろう。
睡蓮の葉が池中を覆い、その中で咲き誇る美しい花は、まさに夜空に散りばめられた星空のよう(大袈裟)。
そしてその池をさらに覆うように、参道を無数の石像物が囲む様子は、宇宙に浮遊する惑星のようだ(意味不明)。
古刹の雰囲気が充満する参道を、のんびりと歩く気持ちよさを皆さんにも是非味わって頂きたい。
東洋一の灯籠
そして、極め付けはこの本堂前の光景。
まるで石造物や灯籠が本堂の前で来客を見張るかのような様子で、足を進めるのに緊張が走る。
さらに、階段を登りきった先にそびえ立つのが、この東洋一大きいと評される、蓬莱山普光寺の春日灯籠。
私が伺った日は、来客の方々のための催し物があるようで、本堂建物の撮影は控えておいた。
本堂裏にはさらに山側へ進み、散歩出来るルートがあり、自然を感じながらウォーキングを楽しむことが出来た。
様々な神社仏閣が点在する加西市の中でも、この蓬莱山普光寺は歴史、建造物、散歩コース、あらゆる面で一度は行っておきたい場所だったので、訪問することが出来て良かった。
現地のお散歩の様子は手短に映像にもまとめておいたので、見ていただけると幸いだ。
LINK【YouTube】播州鬼散歩が歩く、播州地域の美しい景勝地