播州地域全域が桜の開花に湧く頃、静かに見頃を迎える植物がある。

高級和紙の原材料として知られるミツマタだ。

宍粟市一宮町にはその一大群生地が存在し、桜鑑賞の陰に潜みながらも、写真愛好家やハイカー達が多く訪れる。

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本谷のミツマタ」と呼ばれる場所で、本日はこちらへのアクセスや、駐車場に関する情報をお伝えしたい。



 本谷のミツマタ

〒671-4141 兵庫県宍粟市一宮町東河内
無料駐車場:あり(約十台)
お手洗い:なし

近年、Instagram などの投稿で知名度が増すこの場所も、現地へのアクセスや駐車場についての情報は乏しい。

本谷のミツマタは県道沿いの山に広がる場所のため、この場所専用の駐車場というのは存在しない。

しかし、現地へ近付き峠道に差しかかると、“株山公園” と呼ばれる場所の駐車場がある(立て看板が見える)。

そちらに車を停めて、ミツマタの広がる森へと足を伸ばせるのだ。



駐車場には約10台ほど停めることができ、当然利用は無料だ。

では、そちらの駐車場が満車だった場合どうするのか?

ミツマタ群生地前の県道には、少し広めにスペースが確保された車が停止出来るスペースが点在する。

そちらに車を停めて、皆さんミツマタの鑑賞をされるようだ。

一宮町の奥へと車を走らせる必要があるが、道幅やアクセスについては、動画をご覧になって確認していただけると分かりやすいだろう。

うっかりチャンネル登録&いいねボタンを押してもらえるととても有難い。

ちなみに私は SUV に乗っているが、通行は全く問題なかった。



 ミツマタとは

ところで、ミツマタとはなんぞや。

そう思われた方も多いだろう。

ミツマタとは …

古くから高級和紙の原料として利用されてきた落葉樹で、3本の枝に分かれ花が咲くことから “ミツマタ” と呼ばれる。身近なところでは日本のお札にミツマタが使われている(その多くはネパールから輸入)。



 ミツマタ群生地

株山公園の駐車場をスタートすると、すぐに山側へと続く道が現れる。

ここがミツマタ群生地への正規ルートで、黄金に輝く風景が目の前に飛び込んでくる。

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一般的にミツマタの群生地は山の中に広がるようであるが、ここ本谷のミツマタもまた、宍粟市一宮町の村の奥にある山一面に広がる。

川のせせらぎを聞き、森の中を散策しながら、ミツマタの美しい風景を堪能出来る。

光に照らされるミツマタも良し、陰の中を輝くミツマタも良し。写真が趣味の方にとっては、文句なしの撮影スポットだろう。

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足が前に進みまくる … 。



 低山ハイク気分

しばらくミツマタの森の中を彷徨った後は、さらにそこから続く坂道を登っていく。

本谷のミツマタは、山の麓から中腹辺りまでその群生地が続き、ちょっとしたハイキング気分を楽しむことが出来るのだ。

山の中の高い場所から麓のミツマタを眺めると、また違った景色に感じられる … 。

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ミツマタの非現実的な風景と、県道を行き交う車の現実的な光景の比較が、何とも言えない。

USJ 園内から見える高速道路のようだ … 。

桜の話題に隠れがちなミツマタだが、間違いなくこちらの風景も皆さんの心を揺さぶるだろう。

現地の様子はいつも通り映像にも残してあるので、そちらもよろしければご視聴下さい。

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