LEXUS RX F SPORT を保有する人の多くが、内装にはエフスポ(F SPORT)専用の “フレアレッド” を選ぶようだ。
現在、 F SPORT 専用の本革には
・ブラック
・ブラック&アクセントホワイト
・フレアレッド
という選択肢がある。
本日はそちらについての考察をお話する。
人気のフレアレッド
Photo: LEXUS ホームページ
確かにデザイン的にはフレアレッドは映える。特に車外から眼に映るフレアレッドは、本来の色よりやや落ち着いて見えるため、車とマッチしてスポーティ感が半端なく格好良い。
一方で、実際に車内から見たその色は、やはり相当明るく赤々している(だって赤やもん)。好みの問題だと思うが、私にとってはちょっと明る過ぎて躍動感が出過ぎている。
そのため購入時には、
「ブラック」 or 「ブラック&アクセントホワイト」
という選択肢になるが、次にデザイン性が高くて人気があるのが「ブラック&アクセントホワイト」だ。
Photo: LEXUS ホームページ
私も購入時は当然セオリー通り、そちらを選ぶと見せかけたのも束の間、
「じゃあブラックで」
と、一番無難なカラーを選択した。まさかの一番地味な選択に、
「(゚0゚;ハッ … やはり一番落ち着いていてよろしいかと思います (゚0゚; 」
と、驚きながら無難なアンサー返しされたのをよく覚えている。私はデザインに関してはモノトーンを好むスーパーコンサバティブ(超保守的)な人間だ。
しかし本音を言うと、LEXUS 車の F SPORT にはブラック以外の2色(フレアレッド、ブラック&アクセントホワイト)が若々しくて素敵だと思う。
ブラック&アクセントホワイトであれば、黒を基調としておりポイントポイントで白が入るだけなので、割と落ち着いてはいるのだが、
「白い部分が汚れたらど〜しょ〜」
と、あたいはブラックにした次第だ。
そんな冒険心少ない男のブラックインテリアを徹底解析していく。
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ブラックインテリア
まず、以前見た韓国人車系 YouTuber の、LEXUS RX の内装に対する意見をご紹介したい。
「まるで校長先生の部屋に来ているような、多少オールドなインテリアもそのまんま …」
本当にその通りだ。初めて LEXUS RX のインテリアを見た時、「えっ、ボタン多っ、ダサっ」と心の中でつぶやいたことを懺悔しよう。
私は以前欧州車に乗っていたので、余計にそう思わせたのかもしれないが、とにかく雰囲気が古い。
この所々ある縦縞のデザインなんか、ポマード塗りたぐりのおっさんの縦縞スーツを思い起こさせる(RX もおっさんもディスってはいない)。ここ普通に黒でええやん。
さらに近年発売された新車は、インテリアデザインがどんどんどんどんミニマイズされていく中で、このボタンの数。
そして、エアコンのデザインもなんだか古い。昔のクーラーの送風口のようだ。いやもう、完全に校長先生の部屋だ。会長室、おじいちゃんの書斎、全ての高齢者に関係した表現があてはまるだろう。
しかし、かれこれ半年以上乗ってきた身として言えるのは、「校長先生の部屋はやはり居心地が良い」ということだ。
実際の校長先生の部屋にこれまで入ったことは1度もないのだが、この全てがアナログな感じ … 使い勝手が良い(逆に)。
この現行 RX のアナログ内装の詳細については後述したいが、とにかくそのオールドファッションなインテリアデザインを、よりしぶく見せてくれるのがスポーティ感が排除された、このオール黒の「ブラック」ではないだろうか。
私が映画監督なら、俳優の白竜さんをこの LEXUS RX F SPORT インテリアブラックに必ずあてがいシーンに挟むだろう(全く意味が分からない)。
それではブラックが織りなす車内の様子をお見せしよう。
黒一色の車内
まずはコックピットから。
ブラックで統一された車内は、やはり落ち着きがあり、乗っていて心が休まる。全体的に黒が多いため、所々散りばめられたアルミのシルバーが、良いアクセントになっている(気がする)。
それだけにやはりあの縦縞が残念でならない。
こちらは運転席を横(助手席側)から見た図。
やはり黒で統一されていることから、ダンディズムを感じさせることは間違いない。ジェントルマンサンぱー(散歩 er)である私にはもってこいだ。
ドアはよく見てみるとステッチの白、シルバー、横縞のグレーと、統一感がありながらも異なるカラーで構成されているようだ。
だからどうというわけではないが、全体的に質感が良い。
そんなダンディズムシートの隣の助手席も、言わずもがな黒で統一され大人な雰囲気を醸し出している。
ドアを開けた瞬間、広がるそのシックな空間に、「白竜さま … 」と名前を間違えられるかもしれない。
ブラックのシートは白のステッチとシートベンチレーションのポツポツの穴んこが、見事なまでにスポーティ感を演出してくれている。
黒にしたからっといって、F SPORT 感が損なわれるわけではないので、そこはご安心を。むしろ、
「俺結構スポーティやねん」
みたいなスポーティアピールが激しい奴ではなく、さりげない感じが品があるのだ。
そして最後が後部座席。こちらで子供が暴れようなら、成長の数だけシートや前列裏側が擦り傷でワヤクチャになるだろう。
子供の成長を図るのにも、ブラックは一役担うのかもしれない。
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RX の内装
実を言うと、本当は
「ブラック&アクセントホワイトのが良かったかな?」
とか思っているが、”落ち着き” という雰囲気を重視するならば、内装ブラックで決まりだと感じている。
それを擁護する理由の1つが、RX の現在のちょっと型遅れな内装に、洒落た明るめの色(フレアレッド)はちょっと合わない気がするからだ。
しかし、これは RX のアナログっぽい内装を批判しているのではない。
私が以前乗っていた車は、ボタンの数がミニマイズされた「洗練」という言葉が似合うインテリアだった。しかし一方で、タッチパネル式の画面内で全てを操作するそのシステムは、利便性が非常に悪かった。
音楽やラジオの切り替えからエアコンの温度変更や送風設定など、細かいことまで全てタッチパネルでいちいちホーム画面へ戻っての操作。
むっちゃ面倒くさかった。
なので、デザイン性を少々殺しながらも、機能性が保たれたこのオールドスクールな LEXUS RX のインテリア、なんだかんだで結構好きだ。