戦国七雄で言えば秦か楚にあたる規模であるが(播州域内で)、近年姫路おでん以外にもご当地グルメのプロモに積極的だ。
そして、ここ数年で最も認知されてきた姫路グルメの1つが「穴子めし」と言える。
姫路駅北お溝筋にある「やま義」など、県外から訪れるほどの人気のある穴子めし専門店の存在が大きいことは言うまでもない。
そんな姫路グルメの穴子めし業界にまた新たな刺客が現れた。
その名も「たけだの穴子めし」。
持ち帰り専門、姫路駅前旧フェスタビル1F という好立地、メニューは穴子めしのみという気合の入り様。(一体何者 … !?)
LINK【悲願】たけだの穴子めしがポイントカード始めたってよ!
何から何まで本気度が違う。
なぜなら名店まねきが送った刺客だからだ。
早速食べてみた。
たけだの穴子めし
TEL:079-223-8652
無料駐車場:なし
8月7日に旧味三昧(まねきの弁当屋)跡にオープンしたたけだの穴子めしは、姫路が誇る企業まねき食品の新業態として多くのメディアが取り上げた。
まねきといえば立ち食いそばが有名だが、このコロナ禍ではドライブスルーテイクアウト店を設けたりと、市民がリスクを取らずにいつもの味を楽しめるよう努力したことでも知られる。
ノーベル平和賞ばりの功績だ。
はっきり言ってまねきの駅そばは美味すぎる。私はラーメンも蕎麦もうどんもパスタも好きだが、「何が一番好き?」と聞かれれば、
「まねきの駅そば」
と名指しで答えるほど、これまで口の中を大やけどしてきた。皆さんも是非一度駅そばを食して下され。
絶品穴子めし
まねきのホームページを見ると、専用の予約サイトで穴子めしの予約を行ない、選択した指定時間に品をピックアップする流れのようだ。
そして、早速ホームページを見てみると … どの時間帯も空きがない!
翌日からは予約可能だったが、私は当日の持ち帰りを目論んでいたためこちらからは予約が出来ないようだった。恐らく予約でいっぱいなのだろう。
ダメ元で電話注文してみたところ、快く注文を受けて下さった。
そしてこちらが念願の「たけだの穴子めし」だ。
高級感のある包みだ。これを買って新幹線の中で食したい。
味変用の香山椒とお手拭きがついている。これを買って新幹線の中で食したい。
いざ、オープン!
まず全体像を観察すると、奈良漬、柴漬け、細切りにされた生姜のお漬物が添えられている。どう味変して行こうか戦略に悩む。
そしてこちらが肝心の穴子。箱全体にぎっしりと敷き詰められその気前の良さに脱帽だ。見ただけで穴子がふっくらしているのが分かる。
たけだの穴子めしは出来立てを食べてもらいたいという思いで予約制を取っているようだ。蓋を開けた瞬間に広がる香りも、出来立てでしか味わえないエンタメだろう。
前置きが長くなったのでそろそろ食していこう。
かつてない柔らかさ
そしていざ食してみて分かるのが、焼き穴子にもかかわらず実現された圧倒的な柔らかさだ。焼き穴子弁当の私のイメージは、香ばしい香りがある反面身がやや硬いというもの。
しかし、こちらの穴子は謳われている通り、身がふっくらしており噛めば噛むほど味が引き立ってくる。
味付きで炊かれたご飯もふっくらして、穴子の食感と香りを引き立たせているのが分かる。
そして味変。
先ほどの漬物と食べるのも無論美味いが、この香り山椒をかけると全くの別物になる。
はしょって言うと、山椒をかけた穴子は最高ということだ。私は山椒をかけた味変が一番気に入った。
今回、レギュラーサイズ ¥1,650(税別)を注文したが、小さい折もあるようでそちらは¥1,200(税別)となっている。
穴子のボリュームを見ただけで本気度が違うことが分かるが、お土産や旅のお供に非常に値打ちのある素晴らしいお弁当だと思う。
たけだの穴子めし、是非一度食して頂きたい播州グルメの1つだ。
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