兵庫県播州地域には四方八方に美しい滝が存在する。

名勝に選ばれた滝や、誰も知らない穴場滝など、滝巡りにも最適なエリアである。

しかし、「日本の滝100選」に選ばれた滝は、播州には1つだけしかない。

その滝の中の唯一王的存在は、宍粟市波賀町に存在する。

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その名も「原不動滝」。

新緑の季節には、辺り一面が苔で覆われ、秋になると紅葉で赤く染まる美しい景勝地でもあり、多くの人達が県外からも訪れる人気スポットだ。

本日は手前の道の駅から、”徒歩” で向かう様子をレポートしたい。

(動画あり → 記事最下部)



 原不動滝

〒671- 4213 兵庫県宍粟市波賀町原625
駐車場:¥500
入場料:¥200
お手洗い:あり(水洗)

原不動滝は周囲を山、川に囲まれる、非常に自然溢れた場所に存在する。

その8km 先には、宍粟三大森林セラピーの1つ「赤西渓谷」もあり、播州の散歩人達は要チェックの場所だ。

原不動滝前には大きな駐車場が存在するが、駐車料が¥500かかる。

しかし、もし坂道含む30分程度の散歩が可能なら、近くにある「道の駅はが」に車を停め、川沿いを歩いて行くことも可能だ(こちらは駐車無料)。

宍粟の田舎町を見ながら、車の少ない場所を歩いて行けるのでこちらもおすすめだ。

川のせせらぎが町中に広がっていて、耳を澄ますだけでリフレッシュが出来てしまう。


 苔むす散歩道

原不動滝の駐車場から滝までは、主に整備された遊歩道を歩いて行くが、奥へ進めば進むほど歩道や階段、手すりなどが苔で覆われている。

周囲にはモミジの木もあり、新緑の時期には、その緑の一体感で圧倒される。

散歩自体は短時間で済んでしまうが、途中木々が生い茂る中を階段で登って行くと、まさに森林セラピーのようにリフレッシュ出来る環境がそこにはある。

なかなか階段がキツいと感じられるかもしれないが、その光景を見れば疲れも吹き飛ぶだろう。

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また、遠くに見える滝の迫力が、かなり手前からでも感じることができ、日本の滝100選への期待が膨らむ。

轟々とした音は動画で確認して頂きたい。



 吊り橋

そして、原不動滝の “滝以外” の名物に吊り橋が挙げられる。

入り口から滝を正面にして見られる場所まで、小さいものを含め全部で3つの橋を渡ることになるが、特に「かえでばし」と呼ばれる吊り橋は、地上からも高さがあり、歩くとかなり揺れる。

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下を見れば川に散らばる岩と石で、高所が苦手な人はガクブルものの穴場スポットだ。

「たけー」とビビるおいちゃん(私)をしり目に、見知らぬ子供達が橋をかけて行った際は、我ながら情けなかった。

しかし、吊り橋を含めた周囲の景色は美しく、段々と近づく原不動滝に興奮せずにはいられない。

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 日本の滝100選

そして、最後の吊り橋(これはあまり揺れない)を前に、滝の轟音が鳴り響く。

吊り橋を進むと、右手に全部で3つの筋からなる滝が現れる。

そう、これが播州地域で唯一の「日本の滝100選」に選ばれた原不動滝だ。

右・左の滝筋は、それぞれ異なる川の流れで形成され、右側を男滝、左側を女滝と呼ぶ。

別々の川から出来た滝が、最後は同じ1つの滝壺へ落ちることから、「夫婦滝」とも呼ばれ、恋愛成就の滝として恋する若者達も訪れるのだとか。

少6病の私は、その話にうっとりとしてしまい、当時好きだった女性のことを思い出しニヤけてしまう。

滝に頭を打たれて頭を冷やすべきだった。

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 キャンプ場多数の周辺

私は「道の駅はが」から徒歩でこちらの滝へ伺ったが、周囲にはキャンプ場が多数あり、楽しそうな人々の声で溢れていた。

私もキャンプやバーベキューをコロナ禍まではよく行っていたので、少し羨ましい気分になってしまった。

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宍粟市波賀町へお越しの際は、原不動滝周辺のキャンプサイトも是非合わせてチェックしてもらいたい。

川のせせらぎが鳴り響くこの辺りのキャンプは、最高に違いない!

羨ましいぜ宍粟人!

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